Paldia Collaboration Blog Vol.47

企業間コラボの最新情報をご紹介するコラボレーションブログ。

企業×企業のホットなイノベーションをお届けしております。

 
みなさんこんにちは。
突然ですが、みなさんはコンビニはどのくらいの頻度で行きますか?
私は仕事の日はほぼ毎日行っています。
一方、お買い物はどうでしょうか?
秋から冬にかけてのこの時期、着る服がない~!
でも年末に向けて仕事が忙しくて買い物をする暇もない…
という方も多いのではないでしょうか。
そこで、今日は忙しいあなたに最適なハイブリットショップをご紹介します!

 

 
コラボ企業

コラボ実施企業①ファミリーマート
コラボ実施企業②アーバンリサーチ

 
企画概要


大手コンビニチェーンの株式会社ファミリーマートと、
人気アパレルブランド株式会社アーバンリサーチは、
フランチャイズ契約を締結し、両社のコラボレーション店舗として
「アーバン・ファミマ!!虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー店」を
20202年2月12日(水)にオープンしました。
場所は、グローバルビジネスセンターとして再開発が進む
虎ノ門ヒルズエリアに新たに誕生する虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーの2階です。
 
オープンすぐにコロナウイルスにより外出自粛になってしまい、
なかなかテレビの取材も入れませんでしたが、最近は徐々に外出もできるようになり、
先日はフジテレビの朝の情報番組、めざましテレビでも取り上げられていました!


企業理念に”フレキシビリティー 柔軟性””顧客起点”を掲げているアーバンリサーチですが、
どんどん新しく出てくるセレクトショップ、
その一方でセレクトショップの均一化が嘆かれている現状に危機感を抱き、
それを脱却すべくアパレル×コンビニエンスストアという新しい試みをしたといいます。
 
店内は、大型イートインスペースを境に、より働く時間を支援すべく
“WORK TIME SUPPORT”をコンセプトとした「ファミマ!!エリア」と、
“PERSONAL LIFE SUPPORT”をコンセプトとした「アーバンリサーチエリア」に分かれています。
 
ファミリーマートとアーバンリサーチは、
同店舗を通じてコンビニエンスストアの非常に高い通客性を活かした集客のプラットフォームに、
他業態の強みを組み合せることで、お客さまのライフスタイルを充足する、
新しい業態への進化を目指しています。
 


 
コラボメリット①

 

今まで掛け合わせることが想像できなかった、
コンビニエンスとファッションストアとを1つの店舗としてシームレスに融合することによって、
100円コーヒーを1杯飲もうと立ち寄ったことから、知らずしらずのうちに洋服を見ていたというような
日常と非日常的な買い物をつなぐことを可能にしました。
目的に応じて場所を変えてあれこれ見ることすら難しい、
忙しない日常を送る現代人にぴったりのコンセプトと言えると思います。

 
コラボメリット②

 
また、サスティナビリティな空間の実現のために、
ファミリーマートで使えなくなった商品陳列用の棚を再利用し、
ファッションアイテムの棚に作り替えています。
これはコラボならではの環境対策として大きな注目と評価を得ています。
利便性の追求だけでなく、環境に配慮されていることが重要視される時代。
このように業界を引っ張る大手ブランドがコラボをし、
新しい挑戦をする裏で環境への配慮も忘れないところを見ると、注目度が高いことも頷けます。
 


 
コラボ効果

 
コラボをして現代に合った店舗を作ったことにより、2020年グッドデザイン賞を受賞しました!
審査員からは、次のようなコメントが出ています。
『利便性を追求したコンビニエンスストアでは満たせなかった、
生活を豊かにするためのコンテンツやスペースを同居させた進化したコンビニは
ライフスタイルの多様化に対応し、今後都市生活の指標となる可能性を秘めています。
日常と非日常、仕事と生活、100円のコーヒーと高価格のファッションアイテムなど
一見反対に見えるものを掛け合わせ、冷蔵ショーケースを再利用した什器や
サスティナブルな素材を積極的に使用したインテリアにより、
洗練された空間を生み出すことに成功しました。』
 


 
コラボ成功ポイント

 
今や日常生活に欠かせない存在となったコンビニエンスストアと、
生活をより豊かにしてくれるセレクトショップがコラボをすることにより、
私達の生活に新たな提案をしてくれました。
 
例えば平日はオフィスワーカーでにぎわうコンビニエンスストア、一方休日はどうでしょう。
その反対に平日はなかなか人が入りにくく、休日に人が集まりやすいセレクトショップ。
それぞれの集客力をテトリスのように組み合わせることにより、
お互いにとって有益な営業の実現が可能になりました。
 
また、昨今叫ばれているサスティナブルな世界の実現に一歩近づくべく、
環境に配慮した空間創りにも積極的に取り組んでいます。
例えば、余分な湿気を吸収する卵の殻を再利用したエッグウォール(壁紙)や
エッグペイント(塗料)、火力発電所で発生する石炭灰の他、
使用済みのコーヒー豆など多岐にわたる廃棄物を利用したリサイクル内装ボードなどを使用しています。
他にも店舗では機能しなくなった商品棚や冷蔵庫をファッションアイテム陳列の什器に使うなど、
全体の70%にサスティナビリティな要素を取り入れており、
非常に環境に配慮した店舗であることがうかがえます。
ただ新しい提案をするだけではなく、ファッショナブルで洗練された空間の中で
様々な挑戦を散りばめることにより、人々の興味をそそり注目を集めました。
日々変化する都会のインフラの中で、未来の資源を考えるきっかけづくりも提案することにより、
今後他にも様々な業界がタッグを組み、今までになかった利便性の向上や、
新しい環境への配慮の仕方を見つけていくことができ、
今よりも豊かな社会の実現がされるのではないかと期待をしています。
 


 
まとめ

 
忙しい日常の中でふらっと立ち寄ったお店に、お腹も心も満たせる空間があったら素晴らしいですよね。
ファッションをより身近に感じられ、いつものコンビニもちょっとおしゃれで落ち着いた雰囲気になんて素敵です。
そんな身近な空間で環境についても考えられたらより良い社会を作っていくことにも意識が向けられるかもしれません。
様々な価値観が多様化する今の社会では、異業種の助け合いが求められているのかもしれません。
 


 
参考文献

 
・URBAN RESEARCH公式
https://media.urban-research.jp/news/140320/
・FamilyMart公式
https://www.family.co.jp/company/news_releases/2019/20191205_01.html

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