Paldia Collaboration Blog Vol.35

企業間コラボの最新情報をご紹介するコラボレーションブログ。

企業×企業のホットなイノベーションをお届けしております。

 
今回ご紹介するのは株式会社メルペイと高円寺商店街のコラボで実現した
商店街の活性化・キャッシュレス普及のための合同キャンペーンをご紹介いたします。
 
1年前には、レジでQRコード決済を申し出ると、不審な顔をされたものですが、
今では、コンビニやドラッグなどでスマートフォンを差し出しても、
ごく自然に会計をしていただけるようになりました。
果たして、どこまで普及するのかは分かりませんが、
 
人間とは実に怠惰な生き物でして、ほんの少しの手間でも、
1度お財布を持たない買い物になれてしまうと、
QRコード決済をついつい選択してしまいます。
 
 


 

コラボ企業

 

コラボ実施企業① 株式会社メルペイ
コラボ実施企業② 高円寺商店街

 


 

企画概要

 
今、QRコード決済で、頭一つ抜けているのは、やはりPayPayでしょうか。
資金力と言ってしまえば、それまでかもしれませんが、
還元キャンペーンを主な手法として、着実とそのユーザーを伸ばしています。
 
数%の還元ならば、ついつい買ってしまうあのお菓子を1品我慢すれば、
十分お釣りがくるぐらいですが、これが、1,000円ともなれば、話は違います。
共働きの時代になって、奥さんが財布の紐を大事に握って、
数円の違いのために何件もスーパーマーケットを巡っていたあの頃とは、
事情は幾分か異なりなりますが、お得に越したことはありません。
 
さて、それではその他のQR決済はどうでしょうか。
もちろん、還元キャンペーンもしないわけではありませんが、
それだけでは、PayPayと差がつくばかり。
 
そんな中、
今回は還元キャンペーン以外の方法でユーザーを獲得する
QRコード決済のコラボ事例をご紹介させていただきます。
 
2019年6月28日(金)から2019年7月5日(金)まで、
高円寺の商店街では、商店街の活性化・キャッシュレス支援を目的とした
合同キャンペーン「高円寺メルペイ通り」を実施しました。
 
高円寺通商店街振興組合)を「高円寺メルペイ通り」としてジャックしたり、
「メルペイ講座」事前開催による商店街への導入サポート、
「メルペイ」の「お客さま読み取り式」コード決済がご利用できる
お店で「高円寺メルペイ通り」開催を記念した特別割引キャンペーンを実施したりしました。
 
キャンペーン期間中は、町の至る所にメルペイの告知ツールが貼ってあり、
まさにメルペイ一色。コンビニやドラッグ、家電量販店など、
大手チェーンを皮切りに始まったイメージのあるQRコード決済競争でしたが、
個店レベルにまで、その範囲を広げていることがよくわかります。
 


 

コラボメリット①

 
メルペイ側のメリットは、わざわざ述べるまでもありませんが、ユーザーの獲得です。
 
お客様は、これまで好きで通っていたお店では、
たとえ贔屓にしている支払い方法が選択できなくても、そこで買い物をするでしょう。
普段使っている地元に根差した商店街なら、なおさらです。
 
お客様が贔屓にしている支払い方法があったとしても、
それは、好きなお店にはかなわないのです。
 
もちろん、自分にとって同じくらいの価値のお店があったならば、
支払い方法はその選択に少しは影響を与えるのでしょうが、
そしてコンビニなどがその最たる例ではありますが、
そうでなければ、
支払い方法が選択を左右することはありません。
みんな自分の好きなお店に行くのです。
 

コラボメリット②

 
商店街側のメリットは、
「メルカリ」の主な利用者層である若年層(10代~30代)を中心とした
お客様が商店街のお店に訪れること可能性と、
キャッシュレス化による商店街・地域全体の活性化です。
 
実際、世間がキャッシュレス化の波にあるいま、
何かしらの対策や施策を打たねばという焦りのようなものがあったかもしれませんが、
結果として、
この商店街では、約200店舗のお店がこれを機会にメルペイの導入を決め、
商店街の活性化に一役買っているようです。
 


 

コラボ効果

 
効果なんといっても、商店街やメルペイ側が客数などのデータを公表するはずもなく、
実際効果があったかどうかなど知るすべはないのですが、
この商店街でメルペイという選択肢が一つ増えたことは事実です。
 
実際、Twitterで「高円寺 メルペイ」で検索すると、
多くの人がメルペイ通りについて呟いていることが分かります。
 
今回は一エリアでのコラボでしたが、
同じ事例が広がっていく一端になったコラボだったとは言えそうです。
 


 

コラボ成功ポイント

 
今回のQR決済のように、興味はあるけど、
導入のハードルが高そうといったものには、サポートが不可欠なのかもしれません。
 
それは、直接的な金銭的なフォローというよりも、
「分からない」を「分かる」や、
その先の「安心」に変えてくれる何かならよりよいでしょう。
 
実際今回のコラボ施策では、メルペイ側は、
メルカリ・メルペイの利用方法をレクチャーする講座を、
商店街のお店様向けに実施していたり、販促ツールの提供などをしています。
 
導入、コラボのハードルを下げ、
お互いに協力的な姿勢で臨めたことが成功のポイントだったのではないでしょうか。
 
実際、メルカリというアプリは普段から使い、
お金のやり取りをしている人も多く、
そういう意味では新しく何か名前のしらない決済ツールを入れるよりも、
馴染みや信頼があり、ハードルが下がっていたのかもしれません。
 
大きな還元額を謳わなくても、
ユーザーを獲得できたという意味では、
興味深い事例だと言えます。
 


 

まとめ

 
ちなみに、私はLINE Pay ユーザーなのですが、
使い始めたきっかけは、
いつも使っているアプリ(LINE)に入っていたからというごく単純なもの。
 
今回のメルペイと商店街の事例ももそうですが、
何か新しいものを始めるとき、
ほんの些細な「身近さ」「親しみ」というのは
軽く見ることはできないのかもしれませんね。
 

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