Paldia Collaboration Blog Vol.33

企業間コラボの最新情報をご紹介するコラボレーションブログ。

企業×企業のホットなイノベーションをお届けしております。

 
今回のコラボレーションブログでは、2016年よりスタートしてから今まで、
若年女性の間で話題になり続けているコラボ「大創産業」×「株式会社フリュー」の第8弾について詳しくお伝えします。
 
100円という衝撃価格&商品の豊富さで買い物革命を起こしたダイソーと、
女の子の「カワイイ♡」をプリクラ機で追究しているフリュー。
いったいどんなコラボとなっているのでしょうか。
 
 


 

コラボ企業

 

コラボ実施企業① 株式会社大創産業
コラボ実施企業② フリュー株式会社

 


 

企画概要

 
全商品100円(例外あり)という衝撃価格と展開商品の豊富さで
有名な大創産業(以下「ダイソー」)と、
プリクラ機市場シェア№1(2018年調べ)である株式会社フリュー(以下「フリュー」)の第8弾コラボです。
 

ダイソーは「ワンコインで買い物・暮らし・世の中をもっとワクワクさせる」ことを
コンセプトにしている企業で、1977年に創業して以来、老若男女問わず幅広い年代層に愛されています。
 
取り扱っている商品は約70,000種類、それに加えて新商品を毎月約800種類発売し、
消費者の「こんなにあるんだ!」「こんなものまであるんだ!」という驚きを日々生み出し続けています。
 
対してフリューは「すべてのGIRLSをHAPPYに」がコンセプトとなっており、
女の子の思う『カワイイ♡』を調査するために「ガールズトレンド研究所」を立ち上げ、
若年女性に向けた高いアピール力を持っています。この2社はこれまでも、
にこるんさんや平松加奈子さんといった影響力の高い女性タレントを起用し、
10代・20代女性に特にターゲットを絞ってコラボを行ってきました。
 
そんな2社が今回生み出したのは、2019年のトレンドである
オーロラ・ラメ・クリア素材をふんだんに使用した
「MAGICAL SUMMER series(マジカルサマーシリーズ)」です。
 
マーメイドブルー・パッションピンク・ユニコーンパープルの3色をキーカラーとし、
先述したオーロラやラメ、クリア素材などを使って、
テーマ「MAGICAL SUMMER」の世界観を表現しています。
 
また、デザインテイストは、「ガーリー」ラインと「カジュアル」ラインと2つのものがあり、
これまでより幅広い年齢層の女性へのアプローチが可能となっています。
 
アイテムは、形の違う5種類の詰め替え用容器がポーチに入った
トラベルセット、シャワーサンダル、ドリンクボトルなど
夏のお出かけに大活躍しそうなものばかり。
 
さらにダイソー×フリューコラボの定番となっている
スマホケース、ヘアブラシやメイクブラシなどの
美容雑貨、文具類まで、あらゆるジャンルにわたります。
      


 

コラボメリット

 
【株式会社フリューのメリット】
 
フリューの強みである「若年女性へのアプローチ力」を利用して、
もともと100円ショップをよく利用する女性顧客の購買意欲促進と、
普段はあまり100円ショップで買い物することのない新規女性顧客の開拓を図ることができます。
 
また、近年ダイソーではコスメ事業が非常に伸びており、
その安さからは想像できない使い心地であると評判になっています。
新商品は発売と同時に完売することもあり、その人気はとどまることを知りません。
 
フリューとのコラボを行うことにより、
ダイソーはコスメ事業で獲得している女性顧客をさらに深くまで引き込むことができます。
 
【大創産業のメリット】
 
ダイソーの強みである「いつもより買える」「トライできる」低価格設定の商品とコラボすることで、
メインのターゲット層である10代や20代女性にアイテムが届きやすくなります。
 
また、普段フリューとかかわりのないダイソーの顧客も、
フリュー・ガールズトレンド研究所が考える「カワイイ♡」を形にした
商品に触れることができ、結果的にフリューのブランドイメージが向上します。
 
加えて、スマートフォンアプリの普及で最盛期よりも
下火になってしまっているプリクラ機事業のリバイバルを見込めます。
顧客が購入したコラボ商品を身に着け、フリューが運営するプリクラ機で撮影し、
それをSNSにアップすることによってダブルの広告効果(ダイソーの商品とフリューのプリクラ機)が想定されます。
 


 

コラボ効果

 
イマドキ女子のトレンドをとことん追求した「カワイイ♡&低価格」アイテムは、
女子高生を中心とした若年女性のハートをガッチリつかみました。
コラボ詳細が発表されるたび大反響を呼んでおり、
Twitter・Instagramなど各種SNSで話題となるほどです。
そのため、このコラボはダイソー・フリュー両社にとって大きな広告となります。
 
また、ダイソーは新旧顧客へダブルの購買意欲促進を図ることができるので、
さらなる売り上げの向上を見込むことができます。フリューにとっては、
ブランドイメージがターゲットへ届きやすくなることで、
プリクラ機事業における潜在顧客の開拓をすることができます。
 


 

コラボ成功ポイント

 
このコラボの成功において、2つのポイントがあると考えられます。
 
1つは「価格」です。税抜きにはなりますが、基本的に1つ100円、高くても300円なので、
購入のハードルが大変低くなっており、
ターゲットにしている若年女性へ商品が届きやすいのです。
 
これくらいの価格であれば小学生のお小遣いでも購入することができます。
大人であればさらに購入のハードルが下がるので、複数購入を見込むことができます。
また、トレンドをおさえたオシャレなデザインでありながら低価格なので、
「全部集めたい」という女性にもアプローチできます。
 
加えて、それまでフリューから離れてしまっていた20代・30代の女性にも響くかもしれません。
 
もう1つは「SNS映え」です。
いくら低価格でもターゲットのハートに刺さらなければ意味がありません。
その点において、この「ダイソー×フリュー」のコラボは非常に強いといえます。
 
なぜなら、フリューのガールズトレンド研究所は、
トレンドに一番敏感である現役女子高生等と常に直接接することで、
なにが顧客(ここでは主に女性)の心をつかむか把握しており、
ダイソーはそれをふまえて商品づくりを行っていけるからです。
 
購入した人はおそらく、
コラボ商品を使って撮影した「映え」る写真をSNSに投稿していくでしょう。
SNSによる広告効果がどれほど大きいかはご存じの通りだと思います。
 
こうして、企業だけでなく購入した個人も結果として広告となっていくので、
商品がより広まっていくのですと考えます。
 


 

まとめ

 
今回は「大創産業」×「株式会社フリュー」の第8弾コラボをご紹介させていただきました。
 
SNSの力が増し、これまでの時代よりずっと流行に敏感になっている若者たちにとって、
より低価格でトレンドを追えるようになるこのコラボレーションは、
今後も人気を博し続けていくでしょう。
 
第9弾、第10弾とコラボが続く可能性もあります。
今後も両ブランドの動向から目が離せません。
 
【参考文献】
https://www.daiso-sangyo.co.jp/
https://www.furyu.jp/

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