企業間コラボの最新情報をご紹介するコラボレーションブログ。
企業×企業のホットなイノベーションをお届けしております。
今回のコラボレーションブログでは国民的人気アニメ「名探偵コナン」と鮮度にこだわった紅茶の名店、
カレルチャペック紅茶店のなんとも魅力的なコラボレーションをご紹介します。
コラボ企業
コラボ実施企業① | 「名探偵コナン」(原作:青山剛昌/小学館) |
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コラボ実施企業② | カレルチャペック紅茶店 |
企画概要
国民的人気アニメの「名探偵コナン」とカレルチャペック紅茶店がコラボしました。「名探偵コナン」は青山剛昌原作の推理漫画作品であり、1997年から劇場版が公開され近年は3年連続で興行収入60憶円を突破するなど年代や性別かかわらず多くのファンを持つアニメ作品です。またカレルチャペック紅茶店は1987年創業の日本の紅茶ブランドで、オーナーの山田詩子さんが自ら厳選した新鮮な紅茶のみを提供しているこだわりの詰まった歴史ある紅茶店です。2016年に実現したコラボ商品のラインナップとして「名探偵コナン」のストーリに実際に使われているトリックをテーマにした「カラートリックティー」や登場人物の恋愛模様をイメージした「蘭のレモンティー」、人気キャラクターをモデルにした「怪盗キッドのナイトアールグレイ」などがあり、どれも完売続出の人気商品となっています。
「名探偵コナン」の世界観を紅茶でも表現するために、入れた紅茶にレモンをたらすと色が変わる仕掛けが施されているなど沢山の工夫がつまっています。またティーパックや紅茶缶などのパッケージはオーナー山田詩子さんご自身が手がけたペンシルタッチ風のオリジナルデザインです。
パッケージは映画のキーとなる宝石をテーマにしています。この新商品も大人気で発売開始から完売が続出しています。
コラボメリット
【「名探偵コナン」(原作:青山剛昌/小学館)のメリット】
今回のカレルチャペック紅茶点とのコラボで「今までアニメにあまり触れてこなかった人」に対しての認知度を上げることができます。「紅茶は好きでよく飲むけど、「名探偵コナン」はあまり知らなかった」という人たちは少なからずいるはず。大人のイメージのある紅茶とコラボすることにより「子供向けのアニメだ」という考えをなくして「名探偵コナン」に興味を持つきっかけとなりにさらに幅広くファンを獲得することができます。
【カレルチャペック紅茶店のメリット】
普段はあまり紅茶を買わないけれど「名探偵コナン」のファンであるような若年層からの購入が増え、売り上げ向上につながります。また国民的アニメとコラボすることで「紅茶専門店」の高貴で気が引けるといったイメージを消して身近に感じさせ、カレルチャペック紅茶店の認知度を高めることができます。さらに劇場版最新作とのコラボ新商品の発売によってトレンド感を出て、売り場を盛り上げることができるのではないでないでしょうか。
コラボ効果
カレルチャペック紅茶店は厳選した茶葉を使用し、鮮度を大切にした言わずと知れた紅茶の名店です。そんな紅茶店と国民的人気アニメとのコラボという新しい発想は多くのファンを魅了しました。このコラボの実現によって「名探偵コナン」はさらに幅広い範囲・分野からの支持を期待でき、劇場版の最新作への動員が見込めるでしょう。またカレルチャペック紅茶店は今まで紅茶の世界にノータッチだったような若年層からの商品購入が期待でき、売り上げ向上につながるのではないでしょうか。コナンオリジナルのパッケージデザインもまた、画家としても活躍されている山田詩子さん自身へのファンの増加に寄与したといえます。
コラボ成功ポイント
今回のコラボの成功ポイントとして挙げられるのは「意外性」と「世界観の調和」だと思います。
まず前者に関しては少年漫画(アニメ)と紅茶専門店のコラボという、他のコラボ商品ではなかなかないユニークな発想で注目を集めることができたのではないでしょうか。今まで「名探偵コナン」がコラボしてきた商品の多くはぬいぐるみやコンビニの食品など比較的庶民的なものが多く、ターゲット層も低く設定されていました。そのため少し高級なイメージのある紅茶専門店とのコラボは「こことここがコラボするんだ!」という意外性を生み、受け手に興味を持たせ引き込むことができました。またそれと同時に片方をあまり知らなかった人に対してそれぞれの認知度を高めることができました。
まとめ
アニメ×紅茶という全く異質のコラボ商品を紹介しました。このような業種やターゲット層などの様々な垣根を超えたコラボレーションの実現は消費者の心をどのように掴むか、という問いに対して沢山のヒントを与えてくれます。今後もこのように「あっ」と言わせるような魅力的なコラボレーションが生まれることがとても楽しみです。
【参考文献】