Paldia Collaboration Blog Vol.26

企業間コラボの最新情報をご紹介するコラボレーションブログ。

企業×企業のホットなイノベーションをお届けしております。

 
今回紹介するのは2017年8月〜2018年10月現在まで続いている、「Jジェル」と「ストリートファイター」のコラボレーション企画です。歴史あるメーカーの整髪剤ブランドと、昔懐かしくもあり今尚大人気の格闘ゲームという、異色のコラボレーション実現の経緯と概要をご紹介していきます。
 

 
 


 
 

コラボ企業

 

コラボ実施企業① 柳家本店(YANAGIYA)
コラボ実施企業② カプコン

 
 


 
 

企画概要

 
具体的な施策は以下になります
 
①イメージキャラクターとしての起用
②各種広告媒体(駅貼り、新聞、雑誌など)
③店頭における、購入者対象のくじ引きキャンペーン
④ガイルのシールをベタ付けした限定パッケージ
⑤ブランドサイト&インタビュー企画
 
①について
 
本コラボは、よくあるキャンペーンありきの企画というわけではなく、ストリートファイター(以下SF)に登場するキャラクターである「ガイル」を、柳家本店の主要商品の一つである「Jジェル」のイメージキャラクターにし、商品を長期的にPRする事を主な目的としたコラボ企画となっています。
 
②について
 
ガイルが全面に広がったインパクトのあるビジュアルで、主要紙媒体に広告展開しています。
 
③④について
 
短期間ですが、ビックカメラ有楽町店において、2017年の夏冬に二回実施されました(【1回目】2017年8月25日(金)【2回目】2月15日(金)、12月16日(土))Jジェルシリーズ1点お買い上げにつき、1回くじ引きが引けるキャンペーンで、当日は店員が店頭でポスター・くじ引きBOXを掲げ、積極的にお客様を購買誘導しています。また、当日はガイルのシールをベタ付けした限定パッケージで陳列されています。キャンペーンの景品は【1等】PS4 ストリートファイターV 1本 【2等】ビックカメラ商品券1,000円分 5本 【3等(参加賞)】Jジェル1本でした。
 
⑤について
 
商品とキャラクターイメージに沿ったスタイリッシュなブランドサイトを制作。その中の企画ページとして、ガイルが現実の人物であると仮定したインタビュー形式の記事を掲載している。
 
 


 
 

コラボメリット

 
【 柳家本店(YANAGIYA)のメリット】
 
Jジェルが最も訴求したいポイントである、「硬さ」「保持」「強さ」という点がガイルというキャラクターの特徴と一致している為、製品を端的に表現するブランドイメージとして適しています。また柳屋本店創業400年にして「常に挑戦し続ける」「グローバル化」というビジョンを掲げています。歴史ある化粧品メーカーがあえてゲームメーカーとコラボする事で「攻める企業」である事をアピールしつつ、SFは世界でも人気が高いのでYANAGIYAの世界的な認知度向上に繋がります。
 
【カプコンのメリット】
 
SFは現在も人気ですが、2017年に30周年を迎えたその歴史の長さから、昔遊んでいたけどもう辞めているという人も多く存在しています。Jジェルとコラボさせる事で、少年時代にSFを遊んだ事がある、ジェルを主に使用する現在働き盛りの20代〜40代男性の元ユーザーに対して再び訴求できます。コラボ直前の2017年5月には元ユーザーをターゲットにした過去シリーズのリメイク製品も発売するということで、今回のコラボをきっかけとして元ユーザーに購入してもらう事が狙いだと思われる。
 
 


 
 

コラボ効果

 
柳家本店はSNSを通しての情報発信に対してあまり積極的ではない印象を受けます。しかし今回は、ゲームに関連する企業・媒体が情報を積極的に発信することで、柳家本店に関するSNSでの情報としてはそれなりの拡散がされていました。そして、情報に反応していたのはやはりSFを現在・過去にユーザーが中心で、中には海外のSFユーザーも反応していた事から、コラボによって2社製品の国内外での認知度向上に少なからず繋がっていると言えます。また今回のコラボの影響かは不明ですが、2018年6月時点でJジェルの売上が好調に推移しており、一方のSFもまた、5月に発売したリメイク製品が2018年5月時点で予想を超えてヒットしているという情報があります。
 
 


 
 

コラボ成功ポイント

 
 
ポイントは3つです。
 
・インパクトのあるクリエイティブ
・意外性がありつつもストーリーが明確なコラボ
・遊び心(挑戦心)に満ちたブランドサイト&企画
 
今回のコラボで、SNSでのユーザーが反応を示していた「広告」「ブランドサイト」から分析します。
 
【広告について】
 
広告のビジュアルはとてもシンプルで「ガイルが特徴的な逆三角の髪をクシで整えているポーズをしている」だけですが駅貼・紙面一面にこれが出現すると引きは強いです。しかもそこにJジェルのパッケージが添えられると、ターゲットである世界中のSFユーザーなら言葉が無くても「あの髪型はこのジェルで整えてたのか」「このジェルを使うとガイルのように髪型が崩れず決まるのか」などコラボのストーリーが自然と読み解けます。ガイルはSFの主人公キャラではないですが、今回のコラボの根幹である「硬いファイトスタイル」「髪型」含め特徴・人気はSFでも随一です。恐らくメインビジュアルが主人公だと、SFの他の広告・コラボにも比較的採用されてきている経緯から「普通」になってしまいますが、あえて王道を外しつつも元ユーザーが反応しそうなキャラのチョイスをする事で、「懐かしい」「意外性」という面でインパクトを与えられます。
 
【ブランドサイトについて】
 
広告同様の男性受けのするスタイリッシュなトーンは踏襲しつつも、各所にガイルの必殺技の名前やキャラが登場させて「懐かしさ」「遊び心」が印象付けられています。更に、広告撮影の裏側、今回のコラボに至った経緯、Jジェルの素晴らしさなどを、ゲーム内の用語とフィクションを織り交ぜつつに語るガイルのインタビュー記事もあるが、設定の発想がそもそもインパクトがあり、記事自体も遊び心に富んでいて、誰かに共有したいと思える企画になっています。
 
 


 
 

まとめ

 
当初はイメージキャラクターとしての起用以降の動きが少なく、SF30周年を記念した短期間のコラボ企画かと思いましたが、開始から1年以上続いている事から両社とも依然として効果があるのだと思われます。今後の展開に期待しつつ、ガイルの根気よく待ちたいと思います。
 
 


 
 

私が記事を書きました

 

株式会社パルディア 企画営業一部
小林 聖

企画営業一部の小林です。一番の趣味は音楽です。ジャンル問いませんが特に好きなのはプログレ&メタルで、毎日変拍子に心を弾ませながら通勤し、夜な夜な一人ベースをしばき倒す生活をしています。ドリームシアターは僕の人生です。

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