Paldia Collaboration Blog Vol.12

企業間コラボの最新情報をご紹介するコラボレーションブログ。

企業×企業のホットなイノベーションをお届けしております。

 
今回、コラボブログでは2018年にSNSキャンペーンも実施され、コラボCMも話題をよんだ「サントリー 金麦」×「日清食品 チキンラーメン」の事例とポイントをご紹介します。
 

 
 


 
 

コラボ企業

 

コラボ実施企業① サントリー
コラボ実施企業② 日清食品

 
 


 
 

企画概要

 
この2社のコラボレーションは、「いつもの鍋に『チキンラーメン』を入れ『金麦』と一緒にお楽しみいただく」という秋冬イチオシの提案を、コラボレーションした2社が合同でSNSや特設サイトなどで実施したプロモーションです。具体的なプロモーション内容は、以下の通りです。
 
■WEB動画
 
プロモーション展開の皮切りとしてアップされたWEB動画『誕生秘話』篇は、CMでも放映され話題になりました。「-金麦CM撮影現場-」で金麦を持ったスタッフがバナナの皮を踏んで転ぶシーンから始まります。様々な”からくり”で展開していく動画は、普段は商品に興味のないユーザーも、ついつい最後まで見てしまうような構成になっています。動画はYouTubeにも投稿されており、「金麦『チ金麦鍋 誕生秘話(WEB)』篇 30秒 サントリー」は1万5,000回以上も再生されました。(2018/11/29現在)
 
■SNSキャンペーン
 
TwitterとInstagramで実施されたSNSキャンペーンは、対象のハッシュタグをつけ「金麦」と鍋と「チキンラーメン」が映った写真を投稿すると、「金麦」1ケースが抽選で100名様にあたる、というキャンペーンでした。「金麦」のパッケージに「”チ金麦鍋”デザインパッケージ」に変更になったり、「金麦」の商品に「チキンラーメン」が1食分ついたりといった施策も実施されました。SNS上だけではなく、サントリーが自社のホームページで地域の食材をつかった、一風変わった「チキンラーメン」の食べ方の紹介もされており、ネットニュースなどでも実際に「チ金麦鍋」を作り紹介された記事も多く掲載されていました。
 
 


 
 

コラボメリット

 
【サントリーのメリット】
 
様々なメーカーが有名タレントを起用したCMなどを放映し、他メーカーの第三のビールとの差別化を図る中で、他企業とコラボレーションし、インパクトのある動画やCMなどを放映することにより、他メーカーの商品との大きな差別化を図ると同時に、商品パッケージに「チキンラーメン」がついたり、パッケージデザインが変わっていたりと宣伝効果と購買意欲を高める効果も非常に大きなものになったと考えられます。
 
【日清食品のメリット】
 
「金麦」とコラボレーションすることにより、従来の消費者層とは別の消費者層の「チキンラーメン」への関心が高まるとともに、販売数の変動があまり大きくないと思われるインスタントラーメンを、「秋冬に鍋にいれて食べる」という提案により鍋が多く食される期間の売上アップにつながると考えられます。また、SNSキャンペーンとの連動により、新しい食べ方が多数提案され、既存の消費者からの関心もより高くなったのではないでしょうか。
 
 


 
 

コラボ効果

 
コラボレーションの効果として、話題性の大きい動画や、SNSキャンペーンによって「金麦」「チキンラーメン」の認知度のアップと、従来の消費者層とは異なった消費者層の獲得につながったのではないかと考えます。「金麦」も様々な第三のビールがある中で、日本で一番食べられている「チキンラーメン」とコラボすることにより、大きく認知度がアップしたと考えられます。認知度のアップは購買時に手に取る際の動機に大きく紐づき、コラボレーションを通して両商品とも売上アップにもつながったのではないでしょうか。
 
 


 
 

コラボ成功ポイント

 
この2企業のコラボの成功のポイントは主に2点です。1点目はSNSやYouTubeでのプロモーション実施です。特にtwitterは拡散力が非常に強く、プロモーションの実施により、一気に大勢のユーザーへの商品、プロモーションの認知を行う事が出来ました。また、プロモーション動画をYouTubeで公開することにより、TVCF、YouTube、キャンペーンサイトとの連動で更に話題となりました。TVCFでは「だれ?バナナ捨てたの?」というセリフで締めくくられており、その後にチキンラーメンのキャラクターのひよこちゃんがこっそりと登場します。キャンペーンサイトやYouTubeには、バナナの皮が置かれていた理由など、動画作成の背景などが紹介されており、ついくすっと笑ってしまうような内容となっています。2点目の成功のポイントは、SNSキャンペーンの実施です。プロモーション動画に登場する「チ金麦」を実際に作って投稿する、というキャンペーンでしたが、TwitterだけではなくCOOKPADともコラボされ、様々なレシピがTwitterだけでなくCOOKPADにも投稿されました。また前述にもあったように、ネットニュースなどでも話題になり取り上げられました。「金麦」のパッケージに「チキンラーメン」がついたり、商品パッケージもコラボレーションしたりと、商品でも訴求が大々的にされたことも、SNSキャンペーンの応募につながったと考えられます。このコラボレーションは、動画、SNSをはじめとした様々なWEB媒体を上手く活用したプロモーションが、コラボの成功に導いたのではないでしょうか。
 
 


 
 

まとめ

 
今後とも、「サントリー」と「日清食品」との企業同士のコラボレーションにも注目ですが、他の食品会社のコラボレーションも生まれ、新しいコンテンツが生まれることに期待です。また、コラボレーションを通しての様々なプロモーションや、SNSをはじめとしたキャンペーンなどのコラボレーション企画にも注目です。
 
 


 
 

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