【2025年最新】周年記念キャンペーン事例15選｜実施の注意点と成功のポイントを大公開

  

周年記念キャンペーンとは、その名の通り企業や商品・サービスのこれまでの取り組みや実績を振り返り、会社の創立やブランドの立ち上げ商品の販売などの節目のお祝いとして実施されるキャンペーンです。区切りの良い5年単位、または10年単位で実施されることが多いですが、企業ならではの基準でイベントやキャンペーンを実施されるケースもあります。
 
また、SNSを活用されている企業ではアカウントの設立を記念としたキャンペーンを実施されている企業もいらっしゃいます。
 
本記事では社外向けに実施された周年キャンペーンについて企画の参考となるような事例をたっぷり15個ご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

目次

 

 

 

周年キャンペーンの実施目的

 

周年キャンペーンの実施目的には主に下記の3つが挙げられます。
 

 
ブランドイメージの強化
 
周年をお祝いすることで、消費者に「信頼できる」企業やブランドであることを伝えることができます。キャンペーンを通して企業の歴史や成長をアピールすることでブランディングを強化でき、あらためて商品やブランドのコンセプトや特徴を再認識してもらうきっかけにもなります。
 
既存顧客との関係を強化
 
長年商品を購入してくれたり、サービスを利用してくれた顧客へ感謝を伝え、さらなるロイヤルティを高めることができます。例えば周年ならではの豪華な景品を選定したり、会員サービスを設けている場合は会員限定のキャンペーンを実施することで継続的な関係を強化できます。
 
新規顧客を獲得し市場拡大
 
周年キャンペーンは既存顧客だけでなく、新たな顧客との接点をつくるチャンスでもあります。SNSキャンペーンや話題性のある企画を実施することで、これまでブランドや商品を知らなかった新規顧客層への認知拡大や、トライアル購入・他社製品からの乗り換えを促す機会にもつながります。
 
周年キャンペーンの概要がお分かりいただけたところで、早速キャンペーンの事例を媒体別にご紹介します。
 

Xキャンペーン事例

 
セイカ食品｜ありがとう!ボンタンアメ100周年キャンペーン
 

 
周年 「ボンタンアメ」の誕生100周年
応募条件 フォロー＆引用リポスト
景品 ・ボンタンアメ100箱：10名
・ボンタンアメエコバック：100名
商品誕生から“100”周年を記念として、ボンタンアメ“100”箱をプレゼントするキャンペーンを実施しておりました。「#ボンタンアメ100箱でしたいこと」を添えて対象投稿を引用リポストすることが応募条件であり、ユーザーからは「ピラミッドやタワーを作りたい」「友達や家族に配りたい」などのコメントが寄せられておりました。なかには「祖父母と食べながら昔の話をしたい」のような商品が長年愛されていると分かるコメントもございました。このようにコメントを募るキャンペーンではユーザーが考えやすく、利用シーンが分かるハッシュタグを考えることが重要です。
 
明星食品｜30周年記念企画 クセがつよい一平ちゃん復活総選挙
 

 
周年 「一平ちゃん」発売30周年
応募条件 フォロー＆引用リポスト
景品 「一平ちゃん夜店の焼そば ソース」1ケース：300名
「復活総選挙」と銘打ち、投票数が最も多いものは商品化されるというユーザー参加型の施策となっております。先ほどと同様のフォロー＆引用リポストキャンペーンですが、復活してほしい一平ちゃんの投票番号をコメントすることを応募条件とすることで参加ハードルを下げています。ユーザーのニーズと商品化が直結する施策のため、キャンペーン終了後の商品売上増加や話題性アップにも期待ができます。
 
カルビー｜かっぱえびせん60周年 感謝の気持ちを込めて280名様にプレゼント!
 

 
周年 「かっぱえびせん」発売60周年
応募条件 フォロー＆引用リポスト
景品 オリジナルちゃんちゃんこ：280名
先ほどの2つの事例と同様の手法ですが、指定のハッシュタグ「#やめられないとまらない」をつけて引用リポストするのみで応募が完了します。こちらの事例のポイントは何といっても景品にあると言えます。“60”周年にちなんで還暦祝いとして贈られることが多いちゃんちゃんこを景品としたユニークなキャンペーンです。このようにオリジナリティ溢れる景品は話題になりやすく、面白い施策として拡散され応募者数の増加に期待ができます。

関連資料

 

Instagramキャンペーン事例

 
よつ葉乳業｜公式インスタ開設7周年記念「#よつ葉との思い出」プレゼントキャンペーン
 
 
周年 公式Instagram開設7周年
応募条件 フォロー＆写真投稿
景品 よつ葉製品セット：30名
アカウント開設を記念して実施されたこちらのキャンペーンはよつ葉との思い出（よつ葉製品を使用した料理や公式キャラクター「みるる」のイラストなどよつ葉乳業と関連のあるもの）の写真を撮影して「#よつ葉との思い出」を付けて投稿すると応募が完了します。SNSキャンペーンの中でも写真投稿の手法はやや応募ハードルが高い傾向にありますが、こちらのキャンペーンは商品を購入せずとも関連性のある写真で応募ができます。応募条件を広く設定することでさまざまなジャンルの写真投稿に期待ができます。
5周年や6周年の際にも実施されており、毎年恒例のキャンペーンとして定着させることで、顧客ロイヤルティの向上、ブロック率の低下にもつながります。
 
えひめ飲料｜ポンジュース55周年 フォロー&いいね!キャンペーン
 
 
周年 「ポンジュース」55周年
応募条件 フォロー＆いいね
景品 ポンジュース800mlペットボトル1年分（12ケース）：55名
当選者にはポンジュースが“1年分”届くという太っ腹な内容で、「お得感」「楽しさ」「記念性」が融合することで、ブランドに対する好感度が高まる設計となっています。また、フォロー＆いいねのみで気軽に参加できるInstagramキャンペーンの中で最も応募ハードルが低い手法を採用しており、ユーザーにアクションを促すことで継続的な接触の起点にもなっています。Instagramで実施することで若年層や女性へのリーチを拡大でき、ターゲット層を広げることができます。
 
六甲バター｜祝チーズデザート15周年記念 チーズデザート総選挙キャンペーン
 
 
周年 チーズデザート15周年
応募条件 フォロー＆コメント
景品 チーズデザート詰め合わせ：15名
コメントにてユーザーに「一番好きなor食べたいチーズデザート」を募ることで、実際の嗜好や興味関心に基づいたリアルな声を収集することができます。ユーザーのニーズを把握することで既存商品の改良やリニューアルの方向性を検討する際の重要な材料となるほか、次なる新商品開発のヒントとしても非常に有効です。またキャンペーン投稿内でチーズデザートシリーズ一覧を掲載しております。普段見かける一部の定番商品しか知らないユーザーに対しては、リニューアル品や期間限定・新商品への興味を喚起するきっかけにもなります。

関連資料

 

LINEキャンペーン事例

 
一正蒲鉾｜LINE いちまさのカニかま50周年ありがとう!第二弾キャンペーン
 

 
周年 カニかま50周年
応募条件 LINE公式アカウント友だち登録＆レシート送付
景品 いちまさオリジナルカニかまグッズセット：50名
オリジナルQUOカード2,000円分：200名
選べるデジタルインセンティブ500円分：250名
50周年を記念としたプロモーションの一環で実施されたLINEでのレシート応募キャンペーンです。対象商品1点購入毎にスタンプが1つ貯まり、スタンプ2つで1口の応募が可能です。オリジナルのカニかまグッズセットといった遊び心のあるユニークな景品が用意され、長年のファンにとっては嬉しい景品選定となっております。キャンペーンLP内には応募条件や応募方法だけでなく、“50”周年にちなんで毎日の時短に役立つカニかまおかず“50”個まとまったページやカニかまの歴史が分かる「カニかまヒストリー」への導線が設置されているなどコンテンツが盛りだくさんです。カニかま発売50周年という節目を強調し、長年の実績と信頼性を消費者に再認識させることで、ブランドロイヤルティの向上を図っています。
 
キユーピー｜キユーピーマヨネーズ 発売100周年デジタルスタンプラリー
 

 
周年 「キユーピーマヨネーズ」発売100周年
応募条件 LINE公式アカウント友だち登録＆スタンプ獲得
景品 スタンプの獲得数に応じて景品がもらえる
【3個】限定壁紙：全員
【5個】キユーピーポイント：全員
【7個】キユーピーマヨネーズ（100周年記念瓶）：1,000名
【9個】LIEスタンプ：全員
【12個】キユーピー マヨネーズ100周年 マヨネーズ型付箋1,000名
【15個】オリジナルチャーム：1,000名
【18個】限定ファンミーティングへの参加：10名
スタンプを獲得することでキャンペーンに参加でき、スタンプ獲得の条件は「全国の現地イベントに参加」「キユーピー公式サイトでのお買い物」などがあります。現地イベントはさっぽろ雪まつりへの出展や工場の見学、キッチンカーイベントなど全国各地で実施されており、100周年を記念とした大規模なプロモーションであることが分かります。現地イベントのみでは参加ハードルが高いため、キユーピーの会員サイトへの登録やアンケート回答、クイズなど比較的参加しやすい形でのスタンプ取得も可能となっておりバランスをとっております。消費者とのエンゲージメント強化とブランド価値の向上に寄与する施策と言えるでしょう。
 
日清シスコ｜日清シスコ100周年 たのシスコプレゼントキャンペーン
 

 
周年 「日清シスコ」100周年
応募条件 LINE公式アカウント友だち登録＆レシート送付
景品 pt数に応じて景品が当たる
【50pt】ごろグラオリジナルパジャマ：100名
【40pt】シスコーンオリジナルサウナハット：100名
【40pt】ココナッツサブレオリジナルヨガマット：100名
【40pt】チョコフレークオリジナルフェイスパック：100名
【30pt】エースコインオリジナル腹筋ローラー：100名
【30pt】おいしいオートミールオリジナルホットアイマスク：100名
【Wチャンス】日清シスコ商品詰め合わせセット：1,000名
貯めたポイント数に応じてキャンペーンに応募ができるマイレージ型で、対象商品によってポイント数が異なる仕組みです。このようなマイレージキャンペーンは商品の複数購入の促進施策として実施されることが多く、継続購入を促すことにより優良顧客の育成にもつながります。また、LP内に日清シスコにまつわる7問のクイズを出題しており、全問正解すると当選確率2倍と設定しております。このような仕組みにすることで日清シスコの商品やブランドの理解を深めることができます。
 
関連記事｜マイレージキャンペーン事例16選【 LINEやWEBなど媒体別に企画のポイントを徹底解説！】
 

WEBキャンペーン事例

 
三菱電機｜くらトク 3周年記念キャンペーン
 

 
周年 「くらトク」開設3周年
応募条件 会員登録＆メルマガ登録
景品 【A賞】三菱ジャー炊飯器 本炭釜 紬：1名
【B賞】三菱コードレススティッククリーナー iNSTICK ZUBAQ：3名
【C賞】三菱電機のハウスクリーニング（壁掛けエアコンクリーニング）無料クーポン：10名
【D賞】三菱電機の家事代行（掃除代行・スポットプラン2時間）無料クーポン：6名
【E賞】オリジナルブレンド米 2kg：30名
応募には「くらしID」会員登録とメルマガ受信登録が必須となっており、キャンペーンをフックに新規顧客情報の獲得と継続的な接点づくりを両立することができ、今後のマーケティング活用にもつながる設計となっております。全てオンラインで完結する応募形式のため、WEB応募型のなかでも参加ハードルが低く、SNS連携などの必要がないため会員基盤に直接リーチできる構成です。三菱電機製品の魅力を伝える高付加価値の商品（炊飯器・掃除機）に加え、生活に密着したサービス（エアコンクリーニング、家事代行）や食品（オリジナル米）まで、幅広いターゲットに刺さる景品選定となっております。商品だけでなくサービスも展開していることを印象付け、体験の機会を創出することができています。
 
ファンケル｜FANCL CLIP 3周年記念キャンペーン
 

 
周年 ファンケル公式メディア「FANCL CLIP」誕生3周年
応募条件 生年月日＆応募フォーム入力
景品 東京ケイ子 占い券（個人鑑定90分）：5名
バルミューダ・ザ・ポット：50名
1年を通して第1弾〜第4弾までのキャンペーンを実施しておりました。第4弾では、FANCL CLIPにてサイト内の人気コンテンツである占い「七転びにゃ起き占い」のリニューアルも記念して実施され、サイトから生年月日を入力し占い結果ページから応募フォームへ移動し、キャンペーンに応募することができます。ユーザーは楽しみながらキャンペーンに参加することができ、占いに関心がある20〜40代を中心とした女性ユーザーの参加意欲を喚起することができます。応募にはファンケルオンラインへの会員登録が必要とされており、新規会員の獲得と既存会員とのエンゲージメント強化を図っています。
 
久光製薬｜サロンパス®発売90周年大感謝祭「今日貼って、いい明日」貼ろウィンキャンペーン
 

 
周年 「サロンパス®」発売90周年
応募条件 クイズ回答
景品 【A賞】サロンパス®オリジナル有田焼湯呑：19名
【B賞】佐賀県産ブランド米 2kg：9名
【C賞】サロンパス®デジタルインセンティブ 1,000円分：490名
【希望者】サロンパス®試供品：9,000名
近年注目を集めるイベントである「ハロウィン」と絡めて、自社商品にちなんだ「貼ろウィン」とタイトルを付けオリジナルキャラクターを仮装させクリエイティブに掲載するなどユニークなキャンペーンとなっております。サロンパス®に関するクイズに正解すると応募できるため、商品への理解を深めながらキャンペーンへの参加を促しています。商品購入の必要がなくクイズに答えるのみで簡単に応募が完了します。また、X公式アカウントをフォローすると当選確率が3倍になると訴求することで、SNSのフォロワー獲得と情報拡散を図った工夫がされております。さらに、湯呑からデジタルインセンティブなど幅広い景品選定に加え、試供品の大量配布により商品の体験機会を増やしトライアル促進にも最適な施策だと言えます。
 
 

ハガキキャンペーン事例

 
エコスグループ｜エコスグループ60周年感謝祭キャンペーン
 

 
周年 エコスグループ60周年
応募条件 レシート送付
景品 ▼豪華癒し体験コース
【特賞】星野リゾート宿泊ギフト券（50,000円分）：10名
【A賞】選べる体験カタログギフトお食事券（10,000円分）：30名
【B賞】劇団四季ギフトカード（10,000円分）：30名
【C賞】TOHOシネマズギフトカード（10,000円分）：30名
 
▼豪華家電コース
【特賞】アイロボット ルンバ コンボ 2：10名
【D賞】デロンギ スティローザ エスプレッソ・カプチーノメーカー：15名
【E賞】ツインバード 匠ブランジェトースター：15名
【F賞】バナソニック電気圧力鍋：15名
 
▼豪華グルメコース
【特賞】選べる豪華グルメ（3か月連続お届け）：10名
【G賞】帝国ホテルバラエティーセット：30名
【H賞】おうちごはん味の牛たん喜助職人仕込み牛たん：30名
【I賞】日本の極み北海道根室産いくら醬油漬け：30名
 
【Wチャンス】エコスグループ商品券（1,000円分）：500名
エコスグループの店舗にて期間中に合計3,000円（税込）毎のレシートを一口として応募ハガキに貼付して送付することで応募ができます。レシートは合算可能で、複数口数応募できるためキャンペーン期間中の売上アップやリピート来店に期待ができる施策です。ギフト券や家電など幅広く景品を用意しており、Wチャンス賞を含め755名に景品が当たる豪華な企画となっております。またハガキだけでなくWEBでも応募ができるため、デジタル施策に慣れた層はWEBから、スマホ操作が苦手な層にはハガキ応募を提供することで、幅広い層の参加を促すことができます。
 
カゴメ×複数流通｜30周年ありがとう!苗から育てて楽しむ!カゴメトマトの苗プレゼントキャンペーン
 

 
周年 「カゴメ」30周年
応募条件 レシート送付
景品 【Ａ賞】凛々子®の苗（2個パック）：2,000名（第1回・第2回合わせて）
【B賞】高リコピントマトの苗（2個パック）：1,000名（第1回・第2回合わせて）
【C賞】こあまちゃん®の苗（2個パック）：4,000名（第1回・第2回合わせて）
【Wチャンス】カゴメ商品詰め合わせセット：500名　※LINE応募後にXでシェアが条件
カゴメが複数流通と共同で実施した流通タイアップキャンペーンです。同一のフォーマットを用いて当選商品や当選者数などを差し替えるのみで、複数の流通企業と同じ仕組みのキャンペーンを実施することができます。対象商品であるトマトケチャップやトマトジュースなどにちなんでトマトの苗を景品に選定しております。キャンペーンLPやハガキにはそれぞれの苗の特徴が記載されており、キャンペーン終了後もお子様と栽培を楽しむことができ、商品理解にもつながる施策となっております。
 
ニッスイ｜焼きおにぎり35周年感謝祭キャンペーン
 

 
周年 「大きな大きな焼きおにぎり」発売35周年
応募条件 レシート送付
景品 【1個購入コース】
・やきおにお家族のタオルセット：15名
・タイガー コーヒーメーカー：12名　　など
 
【3個購入コース】
・やきおにお おたのしみグッズ間：10名
・ソニー ワイヤレス ポータブルスピーカー：10名　など
 
【5個購入コース】
・モンベル やきおにお トラベルセット：8名
・JTBトラベルギフト（30,000円分）：5名
 
【Wチャンス】
QUOカードPay（3,535円分）：500名
ハガキまたはLINEで参加ができるレシート応募キャンペーンです。対象商品の購入数で応募できるコースが異なるため、商品の複数購入を目的とした場合に最適な応募条件となっております。また、“35”周年にちなんで、景品の種類をオリジナルグッズから家電など幅広く“35”種類、当選者数を“350”名、さらにWチャンス賞のQUOカードPayは“3,535”円分と設定されております。このように周年の数字にこだわってキャンペーンを実施することで35年続いた長く愛されている商品だと消費者に認知してもらうことができます。
今回ご紹介したキャンペーン事例は全てキャンペーンデータベース「CAM-SAKU」より抽出しております。13万件以上の豊富な過去キャンペーン事例が収録されておりますので、下記よりぜひお試しください。
 

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周年キャンペーンの傾向とポイント

 

 
景品にオリジナルグッズを選定
 
商品やブランドをお祝いし、消費者に感謝を伝えるために実施されるため、予算をかけて実施される企業が多く、オリジナルグッズを景品とするキャンペーンが多い傾向にあります。
オリジナル景品は長く商品を購入したりサービスを利用される消費者に喜んでもらいやすく、キャンペーン限定の特別感から参加意欲を高め、さらにSNSなどでバズれば注目のキャンペーンとして認知拡大に期待ができます。
 
SNSと連動した施策が多い
 
冒頭でお伝えしたように周年記念キャンペーンを実施する目的はいくつかありますが、直接的な売り上げより認知拡大を目的として実施されるケースが多いです。そのため、拡散力の高いSNSを活用したキャンペーン実施が多い傾向にあります。先ほどご紹介したキャンペーン事例でもわかるように、「SNSでシェアすると当選確率○○倍！」や、ハガキキャンペーンの場合ハガキ単体で実施というより、他SNS、特にLINEでも応募できるような仕様にされるキャンペーンが多いです。
 
デザインが凝っている
 
前述したように予算をかけて実施される企業が多く、企業にとっても一大キャンペーンのため消費者からの注目を集めるべく、キャンペーンバナーやLPのデザインが凝った施策が多いです。特に「○○」周年の数字が目立つようなキャンペーンが多く、当選人数を周年にちなんだ数字にする企業が多い傾向にあります。
 
購入動機に転換させる施策にする
 
認知を目的として実施されるケースが多いとご説明しましたが、キャンペーン含む最終的な目標は売り上げになると思います。応募に商品購入を伴うマストバイキャンペーンや、Wチャンス賞を設定することで購買を促進させる工夫も必要です。
 
UGCを活用した施策を実施
 
周年を迎えるまで消費者とどう歩んで親しんでもらえたのかを知るための口コミ施策として実施されているケースも多いです。応募条件として「好きな商品をコメントしてもらう」「ハッシュタグを付けて利用シーンを投稿してもらう」などを設定することで、消費者のニーズを把握しながらUGCを創出できる点も、周年キャンペーンの特徴の一つです。
 

周年キャンペーン実施の注意点

 

 
IPコラボをする際は注意
 
IPコラボとはキャラクターなどのIP（知的財産）を活用したコラボキャンペーンのことです。コラボ企画は、商品を知らない消費者に対してキャンペーンの存在や商品・ブランドの商品を広めることができます。一方で、コラボ先に注目が集まり、「周年をお祝いする」という本来の目的からずれてしまうことがあります。注目を集めたい対象がぶれてしまう可能性があるため、コラボを実施する際は「誰に」「何を伝えたいのか」を明確にした上で、コラボの有無や方向性を検討しましょう。
 
コンセプトの差別化
 
「お祝い」をテーマとした周年キャンペーンは数多く展開されており、似た企画になってしまうこともあるため、細かくコンセプトを設定しましょう。他社との差別化を図るために、順を追って企画することが重要です。企画の流れや設計方法についてはこちらの記事で詳しくご紹介しておりますので、ぜひご確認ください。
 
周年施策後のアフター施策
 
周年キャンペーンを実施した後の施策が重要となります。周年キャンペーンのみ実施しても一時的な認知にとどまってしまう可能性があるため、その後の購買行動に結びつく施策を考える必要があります。
 
＜例＞
・SNSフォローを応募条件とした場合：定期的な情報発信や、気軽に参加できるオープンキャンペーンを継続的に実施
・会員登録を応募条件とした場合：限定特典や会員限定情報などの提供を通じてロイヤル化を促進
 
このような周年キャンペーン後のフォローが今後も継続的にサービスを利用してくれるか、商品を購入し続けてくれるかが優良顧客育成のためのカギを握ります。
 

まとめ

 

今回は「周年」を記念して実施されるキャンペーンについて詳しくご紹介しました。ひとえに「周年記念キャンペーン」といっても、実施される媒体や景品がさまざまあることがお分かりいただけたかと思います。また、周年キャンペーンの傾向もいくつか存在し、似た企画にならないような差別化も重要となります。
 
ぜひ消費者への感謝を伝えるとともに、商品やブランドのファンを獲得・育成する施策として周年記念キャンペーンのご検討をおすすめします。
弊社ではキャンペーン運営実績累計10,000件以上の実績を基に、お客様に合った最適なキャンペーンのご提案、事務局を構築しますので些細なことでもお気軽にご相談ください。
 

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