キャンペーンを実施する目的とは?~売上アップや認知拡大を実現する成功事例もご紹介~


 

 

「キャンペーンってどんな目的を基に実施されるの?」
「売上アップを目的としたキャンペーンを実施したいけどどんな手法が最適か分からない‥」
というお悩みをお持ちではないですか?
 
本記事ではキャンペーンを実施する主な目的や、目的に合わせたツールや手法の選び方などキャンペーンの基礎的な知識を解説しております。記事の最後に実際の成功事例もご紹介しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
 

 

 

 

プレゼントキャンペーンとは

 

プレゼントキャンペーンの概要
 
キャンペーンの実施目的をご説明する前に、そもそも「プレゼントキャンペーンとは何なのか」簡単にご紹介いたします。
 
一般的に「キャンペーン」という言葉は、企業の宣伝広告のために特定の期間・テーマで実施される一連の広告宣伝や販売促進活動のことを指す広義の言葉です。
記事で取り扱うキャンペーンとは、企業の広告宣伝や販促などの目的で実施する販売促進活動のうち、一般消費者向けに実施され商品購買やアンケート回答など何らかのアクションを起こした消費者に対して、その対価として抽選もしくはもれなく景品・特典の提供や値引きなどの優遇を行う施策のことと定義してご紹介します。
 
キャンペーンは下記のように大きく二つに分けることができ、応募に商品購入を伴わない「オープンキャンペーン」と商品購入を伴う「クローズドキャンペーン」がございます。
 

 
オープンキャンペーンは代表的な例でいうと、X(旧Twitter)で行うフォロー&リポストキャンペーンや、Instagramで実施されるフォロー&いいねキャンペーンなどの手法がございます。誰でも気軽に参加でき、比較的応募ハードルが低いことから参加者数が集まりやすい手法です。
 
一方クローズドキャンペーンは、ハガキにレシートを貼付して送付したり、購入した商品の画像をInstagramにアップして応募ができるなどの手法がございます。応募時に商品購入が必要なため、対象商品やサービスの売上アップに繋がることはもちろん、応募数から販売量や売上を計測し販促効果を可視化することも可能です。
 
その他のキャンペーン手法と効果的な活用戦略については下記関連記事をご確認ください。
 
 
実施の手順
 
そしてキャンペーンを実施する際には下記のように7つの手順を追って企画を考えるといいでしょう。
キャンペーン実施目的の整理から応募媒体・期間・景品選定などを行い、企画全体の整理と見直しを行います。
 

 
キャンペーンを実施する際、まずは「何のためにキャンペーンを実施するのか?」目的を整理します。目的が明確化することで、どのような手法のキャンペーンを実施するか変わってきます。本記事では、キャンペーンの要素を決める際に重要な“目的”について詳しくご紹介していきます。キャンペーンの企画手順について詳細が気になる方は下記マニュアルをご覧ください。
 

 

キャンペーンを実施する主な目的

 

では早速キャンペーンを実施する目的のなかから代表的なものを4つご紹介いたします。
①売上アップ
 
販促施策の最終的な目標が売上アップであることと同様に、キャンペーンにおいての目的も最終的なゴールは売上の拡大になります。応募に商品購買を伴う「クローズドキャンペーン」がその代表的なキャンペーンの種類であると言えます。
 
弊社が実施した「キャンペーンに関する消費者意識と実態調査」によると、キャンペーンを認知した消費者の行動として「対象商品の購入を検討する」という回答が最も多く、実際に対象商品を購入するという方の割合も多いことが分かりました。
 

 
※引用:キャンペーンに関する消費者意識と実態調査レポート「キャンペーン認知度の行動」
 
この調査結果からも分かるようにキャンペーンを実施することは対象商品の購入を促進し売上アップにつながるため、売上拡大を目的としてキャンペーンを実施される企業様は多くいらっしゃいます。
 
実際に弊社のお客様で売上アップを目的として店頭キャンペーンを実施した事例をご紹介しておりますので、ぜひご確認ください。
 
 
②ブランドや商品の認知拡大
 
キャンペーンを実施することで企業やブランド、商品の認知拡大にもつながります。前述した調査によると、2022年・2023年ともにSNSキャンペーンに応募することにより「企業・商品へ興味が出た」という回答が最も多いという結果が出ました。
 

 
※引用:キャンペーンに関する消費者意識と実態調査レポート「SNSでキャンペーンに応募したことによる変化」
 
特に、Xでのフォロー&リポストキャンペーンなど情報拡散力の高い手法のキャンペーンを実施することで、ユーザーによる二次拡散も含めより多くの方へ情報を届けることができ、ブランドや商品の認知拡大につながります。
 
本調査は2024年も実施しており、最新版のレポートを公開予定です。すぐに情報を知りたいという方は下記よりメルマガ登録をしてお待ちください。
 

 
③新規顧客の獲得
 
ブランドや商品の認知を広げることにより、キャンペーンを通して自社商品やサービスの利用を促進することができるため、新規顧客の獲得にもつながります。キャンペーンの実施は新しいターゲットにアプローチする機会、競合の製品を使用していた顧客に対して自社に切り替えてもらうきっかけ作りにもなります。
 
新規顧客を獲得するポイントとしては下記の2つが挙げられます。
 
1.ターゲットを明確に設定する
誰を対象にキャンペーンを実施するのか明確にしましょう。 「30代女性」という単純なターゲット設定ではなく、「時短で働きながら小学生2人の子育てをしている30代主婦」のような明確な設定をすることで、企画途中に施策のブレが生じることなく、企画に一貫性が出やすくなります。
 
2.競合他社や過去の事例を分析する
他社のキャンペーンを調査し、成功要因や失敗要因を洗い出しましょう。「新規顧客の獲得」と目的を設定しているキャンペーンにはどのような特徴があり、どのような応募手法・媒体を選定しているのかなど傾向を掴み、そこに自社のオリジナリティを持たせることで成功に近づきやすくなります。
空白
弊社では過去のキャンペーン事例を簡単に探せる「CAM-SAKU」というツールを保有しております。お試しでご利用いただくこともできますので是非ご確認ください。
 

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④リピート顧客への育成
 
新規顧客の獲得のみならずリピーターの獲得を目的としたキャンペーンも存在します。既に自社の商品やサービスを利用している顧客に対して「キャンペーンを実施しているから購入しよう」という購買意欲を促すことができれば、売上アップにも貢献させることができるでしょう。特にマイレージキャンペーンは複数購入やリピート購入を促進させる手法として有効です。
 
さらに、顧客参加型の画像投稿キャンペーンやコメントを募るキャンペーンでは顧客の声を知ることができ、顧客とのつながりを深め商品やブランドに対する興味関心を高めることもできます。そのようにしてUGCを創出することでさらなる認知拡大、または顧客満足度の向上を狙うこともできます。
 
また、新規顧客を獲得するには、下記の法則にあるように広告出稿や初回特典の付与など既存顧客の約5倍のコストがかかると言われています。反対にリピーターであれば商品の認知部分を省いて集客できるためコストを削減しながら集客できます。
 

 
コストを削減しつつ事業の効率・売上アップを図りたい場合はリピーター育成を目的としたキャンペーンを実施すると良いでしょう。
 

目的に合わせたキャンペーン手法とは

 
前述したようにキャンペーンの種別として大きくオープンキャンペーンとクローズドキャンペーンがありますが、認知の拡大や商品理解の促進などであれば購買を伴わないオープンキャンペーン、購入の後押し・リピート購入・来店促進などであれば購入をクローズドキャンペーンを選択することになります。オープンキャンペーンかクローズドキャンペーンかどちらを実施するのかは後々の景品選択の際、景品費用上限の検討などで重要です。
 
また、目的はできるだけ具体化し、かつ最も重視するものは何かも整理しておくことが重要になります。
例えば「10-30代の若年層にとにかく新商品の存在を知ってもらうために認知を広げたい」が第一目的であれば拡散性に優れているX(旧Twitter)のフォロー&リポストキャンペーンが向いていると考えられます。
 
ここまででキャンペーンを実施する目的と目的を設定する重要性がお分かりいただけたかと思います。さらに細かく、それぞれのキャンペーン手法がどのような目的に合わせて実施されているかご紹介いたします。
 
■オープンキャンペーン
 

 
オープンキャンペーンはどの手法も話題喚起=認知拡大を目的とした場合に有効です。クイズやアンケートを取得するような手法は商品理解につながりますが、情報拡散を目的とした場合は向いていないことが上記の表から分かります。
 
■クローズドキャンペーン
 

 
一方クローズドキャンペーンは応募に商品購入を伴うことから購買の後押しに最適なことはお分かりですよね。ただクローズドキャンペーンにも多くの手法が存在し、各手法において実施できる媒体は異なります。そのため、ひとえに「リピート購入」を目的とした場合は購入したレシートで応募ができるキャンペーンであればどのツールでも良いわけではなく、目的の説明の際にお伝えしたようにWEBやハガキを用いたマイレージキャンペーンが好ましいですね。
 
このように様々なツール・手法の選択肢があるため、狙っている効果を出すためにはどれが最適か?判断する基準として目的の整理は非常に重要です。
 

目的別!キャンペーン事例

 

では最後に目的別のキャンペーン事例をご紹介します。
■ 新規顧客の獲得×認知拡大|【明治】いや~な梅雨に元気チャージ!プレゼントキャンペーン
 

 

 
 
 
 
 
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キリン堂と明治関西支社の公式InstagramアカウントをWフォローし、該当の投稿にいいねすることで応募が完了します。InstagramはX(旧Twitter)に比べるとやや拡散性は劣りますが、Wフォローを応募条件にすることで、拡散力がカバーできている事例で、フォロワー増加やブランド認知向上を目的とした場合に向いている施策です。また、景品には明治の栄養ドリンクを選定しており、梅雨の落ち込みがちな時期に最適な商品である点が企画との親和性を高め、ユーザーの関心を引きつけやすい内容となっています。
 
■ 売上アップ|【アサヒビール×原信/ナルス】ドライお年玉!キャンペーン
 

 
対象店舗において対象商品12缶以上購入のレシートを応募ハガキに貼付して送付すると応募が完了します。年末年始シーズンは家族や友人との飲酒の機会が増え、消費者の購買活動が活発化します。そのため、12缶で一口として応募が可能であり、複数購入を条件としているため、まとめ買いの促進による売上アップに期待ができます。また、景品には3月発売予定の未発売商品や消費者からの人気が高い商品券が選定されているため、注目度の向上も見込めます。
 
■ リピート顧客への育成×新規顧客の獲得|【資生堂】ザ・コラーゲンでキレイをつづけようキャンペーン
 

 
ザ・コラーゲンのLINE公式アカウントを友だち追加後、購入レシートをアップロードしてポイントを貯め、800ポイント貯めると抽選に応募できるLINEでのレシート応募キャンペーンです。初回レシート登録および300・600ポイント達成でLINEポイントゲット、かつ800ポイントでもれなく景品をプレゼントされます。ポイントを貯めていくマイレージ型のため、リピート顧客への育成を目的としたときに最適です。また、対象商品が女性をターゲットにした商品のため景品も女性に人気なドライヤーやエステ機器を選定し、女性へのアプローチを強めているため新規獲得にも向いているでしょう。抽選には800ポイントが必要ですが、必ずもらえるLINEポイントを通過して応募ができるため、抽選に外れても消費者はマイナスな気持ちになりにくい工夫がされています。
 
■ 認知拡大×リピート顧客への育成|【ミツカン】味ぽん60周年ぽんまつり 味ぽんのおおきなぬいぐるみキャンペーン
 

 
ミツカンX(旧Twitter)公式アカウントをフォローし、指定ハッシュタグである「#ぽんまつり」をつけて、「味ぽんと言えば、これ!」というメニューを引用することで応募ができます。ハッシュタグキャンペーンは話題喚起や顧客の利用シーンを取得することができ、景品にインパクトのあるオリジナルぬいぐるみを用意することでさらなる注目度アップを狙うことができます。また、周年を記念してお客様に日頃の感謝を伝える機会を設けたり、自社の商品の存続をアピールしたりと、お客様からの信頼構築を目的としてキャンペーンを実施されることもあります。
 

 
 

今回はキャンペーンを実施する目的と目的を明確にすべき理由、そして成功事例をご紹介しました。キャンペーンを成功へ導くためにも企画前にキャンペーン実施の目的を明確にしておきましょう。

また本記事でご紹介した以外の目的をもってキャンペーンを実施されたい企業様もいらっしゃると思います。貴社の目的に最適なキャンペーン手法、ツール、景品の選定などをサポートさせていただきますのでお気軽にご相談ください。

 

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