2024年版|SNSキャンペーンの事例15選!実施方法・注意点まで解説

 
この記事では、SNSキャンペーンについてメリットや注意点を交えながらご説明いたします。
SNSキャンペーンに関する基礎知識を得たい方は是非ご覧ください。
 
 

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1.SNSキャンペーンとは?

 
キャンペーンとは企業が行うマーケティング施策の一つで、何らかのアクションを起こしたユーザーに対して「抽選もしくはもれなく景品・特典の提供」や「値引きなどの優遇」を行う施策です。SNSキャンペーンとは、そのキャンペーンをX(旧Twitter)やInstagram、LINE、TikTokなどのSNSを活用して行うことを言います。
 
ユーザーは決められたハッシュタグを付けて商品の写真を投稿したり、キャンペーン対象の投稿に「いいね」やシェアすることで、SNSキャンペーンへ応募できます。SNSキャンペーンでは、ユーザーが応募に至るまでのアクションを通じて、新規ユーザーの獲得、購買促進、認知拡大などの効果が期待できます。
 

2.SNSキャンペーンのメリット

 
フォロワーの獲得や認知拡大のためにSNSマーケティングを実施する企業が増えてきております。そのなかでも、SNSキャンペーンを実施するメリットをご紹介いたします。
 
新規顧客を獲得しやすい
 
SNSを活用したマーケティング施策では、フォロワー数が多いほど拡散力が高くなります。特にSNSキャンペーンはフォロワー獲得に有効な施策です。
SNSキャンペーンはフォローや友だち追加を応募条件にすることが多いです。そのため、応募特典で景品を用意するキャンペーンでは、フォローするメリットをわかりやすく提示できます。ユーザーとしても「情報がもらえる」よりも「抽選で○○がもらえる」の方が、より直接的にメリットを感じられるためフォロワー獲得につながりやすいです。                                   

 

また、SNSキャンペーンはユーザーが普段から使用しているプラットフォーム上で行うかつ、基本応募時点での会員登録や個人情報の入力がないため気軽に参加でき応募も集まりやすいでしょう。

 
拡散力が高く認知拡大につなげやすい
 
SNSは多くのユーザーが日常的に使用しております。そのため、広範囲にわたり情報を伝えることが可能です。
日本のSNS利用者数は、2022年時点で約1億200万人と非常に多くの人が利用しています。年々利用者数が増加しており、総務省の報告では2027年には1億1,300万人に達すると予測されています。
 
総務省「令和5年 情報通信に関する現状報告の概要」
 
また、SNSには「シェア」や「ハッシュタグ投稿」「リポスト(リツイート)」のような拡散力の高い機能があるため、応募条件として設定することで認知を広げやすいのが特徴です。
 
 
応募者とのコミュニケーションがとりやすく、継続的に情報を届けることができる
 
先述した通りSNSキャンペーンはフォローや友だち追加を条件にすることが多いため、キャンペーン参加者がフォロワーという形でSNS上にどんどん蓄積されていきます。そのため、一度キャンペーンに応募したユーザーに対しSNSの投稿で情報を継続的に届けられる点がメリットです。
 
また、クーポンの用意やマストバイキャンペーンの案内など製品やサービスの利用機会を増やす内容の投稿を届けることで、次のアクションにもつなげやすいでしょう。
 

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3.参考にしたいSNSキャンペーン事例

 
ここまででSNSキャンペーンについてメリットついてお伝えしましたが、実際にどのようなSNSキャンペーンが実施されているのでしょうか?
SNS別で特徴とともに事例を15個ご紹介いたします。
X(旧Twitter)キャンペーン
 
X(旧Twitter)はテキストがメインのSNSで、情報の「拡散性」と「リアルタイム性」に優れているのが特徴です。現在日本国内で6,650万人(※2023年11月現在)のアクティブユーザーが存在しており、リポスト(旧リツイート)やハッシュタグ等の機能によりユーザーからユーザーへと数珠つなぎで情報が届けられます。
 
また、情報が蓄積していくというよりは、新しい情報がリアルタイムでどんどん流れるSNSです。X社の調査によると、Xユーザーの79%が新しい発見を好み、53%は新商品をいち早く購入する可能性が高いとの結果が出ており、新しい情報に敏感なユーザーが利用している傾向があります。X(旧Twitter)は「拡散性」に優れているかつ、リアルタイムな情報を得られることからユーザーの購買意欲を刺激しやすいSNSといえるでしょう。    
                               

 

■事例①#きのこの山と過ごす夏ハッシュタグ投稿キャンペーン

 

 
明治が実施した後日抽選型のハッシュタグキャンペーンで、「この夏やりたいこと」をテーマに、指定のハッシュタグをつけて投稿することで応募が可能な企画です。
 
また、画像を投稿することで当選確率が2倍になる仕組みとなっております。画像投稿は少しハードルが高いですが、画像付き投稿は目に留まりやすくUGCの質としても高いため、自然に画像投稿を促す工夫を施すのは秀逸ですよね。                                                    

 

 

■事例②献立いろいろみそに愛を伝えて!キャンペーン

 

 
イチビキが実施したフォロー&いいねキャンペーンです。いいねキャンペーンはX(旧Twitter)キャンペーンの中で最も応募ハードルは低いですが、拡散性が低いというデメリットがあります。
しかし、こちらは「愛を伝えて」キャンペーンという名目で、イチビキさんの商品である、献立いろいろみそへの愛を書いて引用(引用リツイート)することで当選確率があがるような企画にしています。
 
手軽に参加できフォロワー獲得に有効ではありますが、この手法の特徴である拡散性の低さをカバーするために、リポスト(リツイート)で当選確率を変動させるような工夫は有効です。
 

 

■事例③#梅雨も夏も乗り切るユニクロ時短服 Twitterキャンペーン

 

 
ユニクロが実施したインスタントウィンキャンペーンです。フォロー&リポスト(リツイート)のみと手軽かつ、人気の景品である1万円分のギフトカードが用意されているため、かなりの応募が集まると予想されます。
 
また、自社商品を使ったタイムパフォーマンスのいいアイテムの提案をしております。応募数分のリポスト(リツイート)で投稿が拡散され、商品の認知拡大に大きく効果がありそうです。                                                    

 
 
■事例④ #メルカリ10周年 ARIGA湯

 

 

メルカリ10周年を記念して実施された、メルカリご当地データを印字したタオルが当たるキャンペーンです。フォローと、対象投稿を引用・好きな都道府県名をつけて投稿することで応募が完了します。

 

投稿や景品のタオルには「大分県はクリスマスツリー売りがち、石川県は加賀友禅買いがち」といった、メルカリの実際の購買データに基づいたユニークなご当地ネタが記載されております。Xのタイムラインで思わず目を止めてしまう工夫がされた事例です。
                          

 
 
■事例⑤リポビタンがギネス世界記録™に挑戦!

 

 

大正製薬が「1時間でXに投稿されたドリンクボトルを持つ人の写真の最多数」というギネス世界記録™を目指して実施したキャンペーンです。参加者はリポビタンD公式アカウントをフォローし、リポビタンシリーズのボトルを持った写真を指定ハッシュタグと共に投稿することで応募完了します。実際ギネス世界記録™を達成し、参加↓ユーザーの思い出に残るようなキャンペーンです。

 
 

 

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Instagramキャンペーン
 
Instagramは、写真や動画を共有する「ビジュアルコミュニケーション」がメインのSNSです。そのため他のSNSに比べて品質の高い画像やレベルの高い投稿が集まりやすく、画像でのブランディングやイメージ訴求に向いているSNSです。
 
現在日本国内のアクティブユーザーはMeta Marketing Summit Japan 2023にて「2019年に公表した3,300万人から4年の間に、倍以上に広がっています」と発表されており、6,600万人以上と推測できます。                 
 

 

■事例①ピエトロおじさんの夏休み大喜利チャレンジ

 

 

 

 
 
 
 
 
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ピエトロオフィシャル(@pietro_19801209)がシェアした投稿

 
ピエトロが実施したコメントキャンペーンです。大喜利企画で、製品のキャラクターのお題画像に対する大喜利大会をコメント欄で実施しています。このような製品に関する大喜利企画では、ユーザーに製品や企業のことを考えさせるきっかけ作りになります。
 
また、コメントで優れた答えを出すために他の投稿を見てみたり、商品を調べてみたりと、キャンペーン参加をきっかけに商品理解や認知に繋がっていきます。
 

 

■事例②”サステナブルな食生活”ビオライフで応援キャンペーン!

 

 

 

 
 
 
 
 
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Violife(ビオライフ)日本公式【料理・献立・レシピ】(@violife_jp)がシェアした投稿

 
J-オイルミルズが実施したフォロー&いいねキャンペーンです。いいねキャンペーンはInstagramで最も応募ハードルの低い手法かつ、応募したことが他のユーザーに知られづらいことから応募が集まりやすい点がメリットです。
 
こちらのキャンペーンではいいねに加えて「コメントで当選率UP」として、コメント内容も選択肢で提示し、気軽にコメントも残してもらえるような工夫をしております。コメント欄が盛り上がっていると投稿の質が高く見え、アカウント自体のイメージアップにもつながるため有効です。
 

 

■事例③丸美屋麻婆フォトコンテスト 第1弾

 

 

 

 
 
 
 
 
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丸美屋食品【公式】(@marumiya_jp)がシェアした投稿

 
丸美屋食品工業が実施したフォトコンテストです。商品を使った「休日ランチ」をテーマにした料理と商品パッケージを撮影し、指定のハッシュタグと一緒に投稿する企画です。Instagramは画像メインのSNSのため、他のSNSよりも品質の高い画像投稿がされやすい特徴があります。
 
そのため、レシピ投稿を促すことで商品を使ったおいしそうな画像が投稿されイメージアップに期待できます。
いいねやコメントのみの企画に比べるとユーザーの参加ハードルは上がりますが、キャンペーン投稿によって画像付きでUGCがうまれるため、企業にとってはメリットが大きい企画ですね。
 
 
■事例④ちふれ好き部募集

 

 

 

 
 
 
 
 
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ちふれ|CHIFURE 公式(@chifure_official)がシェアした投稿

 
ちふれが実施した公式PR大使を募集するキャンペーンです。PR大使に任命後、計2回以上のフィード、ストーリーズ、リール投稿が可能な方を対象に、コメント欄でPR大使になるための意気込みと愛用アイテムを募っています。
ちふれへの熱い思いや商品の好きなポイントがコメントで多く集まり、キャンペーン投稿を見た人はコメントが気になった商品を購入するきっかけにもなるかもしれません。また、最大のポイントはキャンペーン終了後、PR大使が決まった際のUGC創出です。熱量が高い方のUGC投稿のため、PRアイテムである新商品の魅力を第三者視点で最大限にアピールすることができます。
 
■事例⑤うちの子写真投稿キャンペーン!第2弾!

 

 

 

 
 
 
 
 
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日本ペットフード | 小動物用アカウント🐰🐹(@nipponpetfood_smallanimals)がシェアした投稿

 
日本ペットフードが実施した、キャンペーン期間中に「#日本ペットフード小動物」をつけて「うちの子」の写真を投稿した方の中から抽選で「うちの子」の写真から作れる世界で一つだけのかわいいスマホグリップがもらえるキャンペーンです。
画像投稿は応募ハードルが上がるため、「SNSに載せたい」と思える題材を設定することが重要です。今回のようにペットを飼っている方に向けて、世界で一つだけの「うちの子」の写真のスマホグリップという魅力的な景品を用意するなど、設定したターゲットの応募意欲を増加させるような工夫が必要です。

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LINEキャンペーン
 
LINEはメールの代替として浸透したクローズドなメッセージングツールです。LINE社の調査によると国内のアクティブユーザーは9,600万人以上(※2023年12月末時点)で日本の人口の約8割を占めており、SNSの中でLINEのみ使用しているユーザーは40%以上存在しております。
 
またユーザーの属性に偏りがないのも特徴です。男女比・年代・職業別でのばらつきがほとんどなく、移住地も人口分布比率におおむね近しい数値となっております。
 
 

 

■事例①明治メイバランス Miniカップ発酵乳仕込みシリーズ発売記念! 12日間お試しキャンペーン

 

 

 
明治が実施したインスタントウィンキャンペーンです。友だち追加後に表示されるメニュー、またはメッセージから応募するだけで、すぐに抽選結果が表示される企画です。応募ハードルが低く「友だち登録するだけで何かもらえるなら」と気軽な気持ちで応募する方も多いと思います。
 
このような応募ハードルの低い企画で自社商品を景品におくことで、普段から購入いただいているファン以外の、普段商品を使っていない方の初めて商品を手に取るきっかけを生み出すことが出来ます。手法と景品の組み合わせ次第で、様々な効果が期待できますね。
 

 

■事例②ヨシ子の超!夏祭り
 

 
DHCが実施したアンケート回答キャンペーンです。アンケートには前月の商品購入状況や購入しない理由、LINE公式アカウントで受け取りたい情報など、運用に役立つ内容を4項目でまとめています。ツールによってはアンケート情報をお客様情報と紐づけて、今後の配信に役立てることもできるので、CRMの一環として実施するのも有効でしょう。
 
 
■事例③丸美屋麻婆フォトコンテスト 第1弾
 

 
かどや製油が実施したレシートアップロードキャンペーンです。購入レシートをLINE上で贈ることで応募が可能で、当選通知もLINEで届くLINE内で完結しているキャンペーンです。応募期間が7月末までのキャンペーンで、当選通知が8月下旬以降のため、その間ブロックされることなく情報を届けることが出来ます。
 
 
■事例④リッツでちょいパキャンペーン
 

 

モンテリーズ・ジャパンが実施した、リッツ製品を300円以上購入し応募するレシート応募キャンペーンです。SNSキャンペーンでもレシートはWEBでのアップロード形式をとられる場合もありますが、このキャンペーンではLINEトークルームに送付する形式です。1つの媒体で完結するため、ユーザー側も手軽である且つ、企業側も自然に友だち登録を促すことが可能です。 

 
 
■事例⑤牧場しぼり ミルク愛すキャンペーン 第1弾
 

 
江崎グリコが実施した、牧場しぼりの購入レシートアップロードによって発行されるシールを集めて応募すると、応募者全員にデジタルポイントがもらえるキャンペーンです。また、貯めたシール数が多い上位50名にはオリジナルスプーンも用意しております。リアルタイムで上位3名の枚数を表示し、タイトルにある通り製品を「愛す」る方は期間中にたくさんシールを貯めたくなってしまう仕様です。
参加にはLINEアカウントが必要であり、結果もトークルームで届けられるため、友だち数増加・ブロック防止にも期待できます。
 
 

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4.SNSキャンペーン実施の5つのSTEP

 
ここまでご紹介したようなキャンペーンを実際に実施する場合には、どのような作業があるのでしょうか?5つのSTEPに分けて手順をご紹介いたします。
 

キャンペーン企画 手順

 
①目的・ターゲットの整理
 
まず「何のためにキャンペーンを実施するのか?」目的とターゲットを明確化します。ポイントは、「最も重要な目的は何か」まで具体的に整理しておくことです。キャンペーンは、目的やターゲットによって最適なキャンペーン手法が大きく異なります。
 
例えばひとえに「認知拡大」といっても「若年層に新商品を知ってほしい」と「主婦層に商品のアレンジ方法を知ってほしい」場合では実施すべきキャンペーン手法は異なります。
適切な手法を選択し、キャンペーンの効果を最大化するためにも目的やターゲットを具体化しましょう。
②キャンペーンの企画
 
目的・ターゲットを定めたらキャンペーンの内容を企画していきます。検討するべき内容は下記のようなものがございます。
 
・キャンペーン期間
・応募条件
・景品の内容
・タイトル、投稿内容
・告知方法
・運用体制、進行スケジュール

 
他にも、各種デザインや応募規約の作成、問い合わせ対応の準備なども必要です。運用をスムーズに行うためには、キャンペーン専用ツールの利用や専門会社への外注も検討することをおすすめします。

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③目標を設定する
 
キャンペーン終了後の振り返りで企画の成否を判断するため、具体的な目標数値を設定しておきましょう。SNSキャンペーンを実施する際に指標となるのは、主にインプレッション数(投稿の表示回数)、リーチ数(投稿を見たユーザーの数)、エンゲージメント数(ユーザーが「いいね」などで反応した数)、エンゲージメント率(ユーザーの反応率)などです。
 
過去の数値を参考にしたり、初めてSNSキャンペーンを実施する場合は、競合他社のアカウントからフォロワー数やいいね数を参考にして数値を決定するといいでしょう。
④企画の整理と見直し
 
決定した企画内容が当初の目的とずれていたという失敗はよくあります。
そのため最後に企画全体を振り返り、下記のような項目がおさえられているか確認することが重要です。
 
・最初に決定した目的と企画にずれはないか
・具体的なキャンペーン目標が設定され、その効果測定まで検討されているか
・決定した景品は景表法上問題のない金額になっているか
・具体的な告知方法まで検討できているか など
⑤効果検証
 
キャンペーンは企画ごとに振り返り、PDCAを回すことが重要です。キャンペーン期間中は、事前に設定したKPIをもとに数値を計測し、キャンペーンが終了したら、設定した目標を達成できたかどうかを軸に効果検証を行いましょう。
 
キャンペーン全体をきちんと振り返り、次回キャンペーンでの改善ポイントや今後のアカウント運用に活かせる気づきを得られるよう分析することがポイントです。
 
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5.SNSキャンペーン実施時の3つの注意点

 
キャンペーンを実施する際、事前に確認しておくべき注意点をご紹介いたします。
 
①景品表示法違反
 
景品表示法とは「不当景品類及び不当表示防止法」の略称で、商品やサービスについて不当な表示や過大な景品による顧客の誘引を防止し、消費者の利益を保護するための法律です。
過大な景品類の提供を防ぐために、景品類の最高額を制限することなどにより、 消費者がより良い商品やサービスを自主的かつ合理的に選べる環境を守ります。
 
キャンペーンの中で景品表示法に違反すると、キャンペーンの停止や課徴金の請求などの罰則が与えられることがございます。
SNSキャンペーンで景品を提供する場合は、事前に専門家や自社の法務部などに相談しておくと安心です。

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②SNSの規約違反
 
各SNSプラットフォームにはキャンペーンに関する規約が定められています。例えばInstagramでは「いいね」などを獲得するために金銭や金券などのプレゼントを与えることが禁止されていたり、X(旧Twitter)では「複数アカウントを作成させない」「繰り返し同じツイートをさせない」といった規約がございます。
 
違反した場合、コンテンツ削除やアカウント停止等の制限を受ける場合もあるため、SNSキャンペーンを実施する際は必ず各SNSの規約を確認して違反しないように注意しましょう。
③キャンペーンの炎上
 
メリットでも述べた通り、SNSは拡散力が高く幅広いユーザーの目に触れるため、不適切な発言や投稿をすると炎上するリスクがあります。企業公式アカウントのキャンペーン投稿においても注意が必要です。
 
公式アカウントによる情報発信(投稿)のため、キャンペーン投稿であってもユーザーは「企業の意見」としてとらえます。SNSでの炎上によって、アカウントの運営や経営が傾いた事例があるほど大きな影響を及ぼすため、企画段階で炎上リスクを確認することが大切です。
 
 
SNSキャンペーンのメリットや注意点、事例などをご紹介しましたが、SNSキャンペーンの概要や企画のポイントはお分かりいただけましたでしょうか?手順でもご説明した通り、SNSキャンペーンは目的・ターゲットにあった手法を選ぶことが大切です。また、法律やSNSの規約に違反しないよう注意しながら企画を進めることも大前提となります。
 
「SNSキャンペーンの運用に不安がある」「自社に合ったSNSキャンペーンを実施したい」とお考えの方は、是非お気軽にパルディアまでお問い合わせください。                                          

 

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