【2025年最新版】日用品メーカーキャンペーンのポイントと成功事例|店頭連動の重要性も解説

 

日用品業界は、消費者の毎日に欠かせない必需品でありながら、価格競争やブランドの入れ替わりが激しい市場でもあります。こうした環境下において、「キャンペーン」は単なる販促手段ではなく、ブランドの価値を伝え、継続購買を促すコミュニケーション手段として重要性を増しています。

 

本記事では、日用品メーカーがキャンペーンを設計・実施するうえで押さえておきたいポイントや、実際の成功事例をもとにした効果的な施策を紹介します。弊社オリジナルキャンペーンデータベースCAM-SAKUから事例を抽出し企画のポイントを解説しておりますので、キャンペーンの実施を検討されている方はぜひ企画のご参考にしていただければと思います。

 

こんな方におすすめ!
・日用品メーカーのキャンペーン事例を探している
・取引先企業に向けてキャンペーン提案をしたい
・店頭連動施策や流通企業とのタイアップ事例を知りたい
・どんな景品が採用されているか気になる

 

 
 

キャンペーン実施のポイント

 

日用品業界では、商品の入れ替えサイクルが早く、価格比較によるブランドスイッチも起こりやすいという特性があります。こうした背景から、ブランドの“指名買い”を促すための設計が重要となります。本章では、日用品メーカーがキャンペーンを企画・実施するうえで押さえておきたい基本的なポイントを3つに分けて解説します。

 

ポイント①「使用体験」をきっかけにブランド理解を促す

 

日用品は、使用して初めて「使い心地」「機能性」「香り」を実感できる商材です。そのため、商品を体験できる機会を提供し、「今使っているものよりも自分に合いそう」「この機能があるなら使ってみたいな」と思ってもらうことが重要です。以下のような手法が有効です。

 

  • ▶ モニターやキャッシュバックキャンペーンで実際に商品を試してもらう
  • ▶ SNS投稿を通じて、利用シーンやUGCの創出を図る
  • ▶ 他ブランドや有名人とのコラボによる話題性づくり

 

また、「家族みんなが使える」「介護や子育ての負担を減らせる」「香りで気分が上がる」のような日常生活への寄り添いを意識したテーマ設定も、共感を集め購買意欲を高めるポイントになります。

 

ポイント② PBにはない“納得感”を生む参加体験と景品設計

 

日用品業界では、PB(プライベートブランド)商品の拡大や価格重視の購買行動が広がるなか、NB(ナショナルブランド)として選ばれ続けるためには、“お得”を超えた“納得感”を提供することが不可欠であり、消費者の気持ちに寄り添った景品設計や、ストレスなく参加できる応募導線が求められます。

 

■ 景品の魅力度
景品は、ただ“当たればうれしい”だけでなく、そのブランドならではの価値を伝える重要な手段です。特にNBならではの世界観や機能性を感じさせることで、PBにはない“体験の質”を提供することができます。

 

  • ▶洗剤セットやトイレットペーパーなどの自社商品
  • ▶商品券・デジタルギフトなどの生活に役立つ現金類
  • ▶ブランド体験を強調する“コト消費型”景品(例:ランドリー診断・香り体験ギフトなど五感に訴える景品)

 

■ 応募手法の工夫
キャンペーンへの参加を後押しするのは、景品の魅力やコンセプトへの共感です。しかし、どれだけ関心を持っても、応募フローが煩雑だったり、面倒に感じた瞬間に離脱されてしまいます。そのため、以下のような「スムーズで負担の少ない設計」が求められます。

 

  • ▶LINE応募やWEBフォームなど、迷わず応募できるシンプルな導線
  • ▶OCR(レシート画像解析)で入力工数の削減
  • ▶その場で結果がわかるインスタントウィン形式

 

「応募しやすいこと」が参加の動機には直結しなくても、「応募しにくいこと」は参加を妨げる理由になります。PBが「価格」で選ばれるなら、NBは「体験で納得してもらう」ことがポイントです。単なる値引きやキャッシュバックに頼らず、“選ばれる理由”を丁寧に設計することが、ブランド価値の維持・向上につながります。

 

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ブランドや商品のファンを育成するための機能を備えているLINEのCRMツールです。
LINEとLターゲットを連携させるとレシート応募キャンペーンやマイレージキャンペーン、インスタントウィンキャンペーンの実施が可能になります。さらにアンケートを基にした属性セグメント配信も可能になり、ユーザー1人1人に対して適切な配信ができるようになります。

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ポイント③ 季節やライフスタイルを考慮した “最適なタイミング” でのアプローチ

 

日用品は「季節」「生活環境」「家族構成」などの影響を強く受けるカテゴリーです。以下のようなシーズンやライフスタイルならではの悩みをテーマにしたキャンペーン設計が有効です。

 

  • ▶ 春:新生活応援(柔軟剤や洗剤セット)
  • ▶ 夏:ニオイ・湿気対策(消臭剤、除湿グッズ)
  • ▶ 秋:インテリア刷新・衣替え(掃除グッズ、芳香剤)
  • ▶ 冬:感染予防・保湿対策(マスク、ハンドケア用品)

 

また、ペットオーナーや共働き家庭、高齢者世帯など、ライフスタイルに基づいた設計も企画の差別化を図る重要な要素となります。

 
 

日用品業界で実施されるキャンペーンの目的と成功事例

 

①「生活の中で使用する瞬間」を想像させる

 

日用品は日常的に使用されるため、商品ジャンルが豊富で性能に大きな差がないものも多く、消費者が深く考えずに選ぶケースが多い傾向にあります。そのため、キャンペーン設計では、「どんな瞬間に使うのか」「他社商品より優れている点は何か」を具体的に伝えることが重要です。たとえば以下のような設計が有効です。

 

  • ▶朝のバタバタした時間でも時短になる!といった「あるある」を想起させる投稿施策
  • ▶自分のタイプを診断し、診断結果に合った商品や使い方を提案する参加型施策
  • ▶旧製品との比較や、他社製品との使い心地の違いを伝える施策

 

商品理解と同時に、「あ、自分にも必要かも」と思わせる設計が、参加や購買のきっかけ作りにつながります。

 
 

事例:サンスター|オーラツーミー 昼休みリフレッシュタイプ8キャンペーン

 

応募条件 Xフォロー&診断投稿(インスタントウィン)
景品 <昼休みの香るリフレッシュ賞>
オーラツーミー商品セット(100名)
<休日のご褒美リフレッシュ賞>
USJ 1デイスタジオパス(5組10名)

「働く人のご褒美チャージ」をテーマに、気分転換を求める働く女性層に向けて実施しておりました。「診断コンテンツ ⇒ 投稿 ⇒ その場で抽選」というシンプルな応募導線で、気軽に参加できる設計となっています。

 

注目すべきは「昼休みにどのタイプでリフレッシュしたいか」という問いかけで、「昼のリフレッシュタイム=歯磨き」という生活シーンに寄り添っている点です。さらに、診断結果に応じた商品をおすすめすることで、「自分に合いそうな商品だから使ってみたい」と自然に使用イメージを結び付ける設計になっています。

 

また、診断結果をそのままXに投稿する仕組みのため、ユーザーにとって応募の手間も少なく、UGCの自然発生や二次拡散も見込める施策となっています。「商品理解」×「行動喚起」×「拡散性」を兼ね備えた他社との差別化を図った事例です。

 
 

② ユーザーの声を活用し信頼性をあげる

 

日用品は、使用感や効果が個人の体験に大きく影響するため、実際のユーザーの声を活用した訴求が効果的です。特に、レビューや体験談を活用して商品の信頼性を高めることが、購買意欲の向上につながります。以下のような手法が有効です。

 

  • ▶ レビュー投稿キャンペーン:ユーザーに商品の使用感や効果を投稿してもらい、新規顧客への信頼性向上を図る。
  • ▶ 体験談共有イベント:特定のテーマに沿った体験談を募集し、共感を呼び起こす。
  • ▶ SNSでのシェア促進:ユーザーが自身の体験をSNSで共有することで、自然な口コミ効果を狙う。

 

商品への信頼性を高めるとともに、ユーザーとのエンゲージメントを強化することが可能です。

 
 

事例:ヴィークレア|フォロー&レビューキャンペーン

 

応募条件 Xフォロー&カンバセーションボタン投稿(後日抽選)
景品 サクラクレンジングオイル(15名)
サクラクレンジングバーム(15名)
※当選後にレビュー投稿で「通常版クレンジング」をプレゼント

アンドハニー X公式アカウントをフォロー後、対象投稿内のカンバセーションボタンから、“クレンジングオイル” と “バーム” のうち「使ってみたいアイテム」を選んで投稿すると応募が完了します。

 

カンバセーションボタンを活用することで、ユーザーは1タップで投稿でき、手軽に参加しながら「自分に合う商品はどちらか?」を考えてもらうきっかけとなる設計になっています。また、カンバセーション投稿内に指定のハッシュタグを設けておくことで、ユーザー間での自然な広がりも期待できる手法です。さらに、当選後に景品である商品のレビュー投稿を募ることで、実際の使用感に基づいたリアルな口コミを獲得できる流れを構築しています。

 

「購入前の期待 × 使用後の実感」の両軸でUGCを蓄積できる、参加のしやすさとレビュー獲得を両立したキャンペーンです。

 
 

事例:花王|#イガリの敏感肌メイク相談室 投稿キャンペーン

 

応募条件 Xフォロー&指定ハッシュタグ引用
景品 キュレル 潤浸保湿 ファンデ負担防止ベース 6DAYS TRIAL SET(2,000名)

「ファンデ負担」という身近な悩みをテーマに、共感を呼びやすい設計で展開されたキャンペーンです。X公式アカウントをフォローし、指定のハッシュタグ「#イガリの敏感肌メイク相談室」をつけて引用すると応募が完了します。

 

診断結果や商品レビューを求めるのではなく、“あなたが感じるファンデ負担” という自由投稿を促すことで、悩みの言語化と共感を生み出し、自然なUGCの広がりが期待できます。実際に消費者が抱える課題を収集できるため、商品改善や今後の商品開発にも活かすことが可能です。

 

投稿内容にレビューを必須としない設計ながら、実際には自発的に使用感を含めた投稿をするユーザーも多く、ブランド理解や口コミによる購買意欲の向上も期待できます。

 
 

事例:アンファー|スカルプDマスカラ買わない理由プレゼントキャンペーン

 

応募条件 Xフォロー&指定ハッシュタグ引用
景品 スカルプDマスカラ(100名)

「売れてません…助けてください。」という斬新な切り口で注目を集めた事例です。X公式アカウントをフォローし、指定のハッシュタグ「#スカルプDマスカラ買わない理由」を付け、意見を添えて引用すると応募が完了します。

 

一見ネガティブに映る構成ながら、実際には “商品の強み” をしっかりと伝える設計が特徴的です。印象的な手書きのバナーには、「育毛美容液由来の処方」や「LDKベスコス受賞実績」など、商品の魅力が複数記載されており、「こんなに良い商品なのに、なぜ売上が上がらないのか?」という問いかけによって、企業側では気づきにくい消費者の潜在的なニーズやボトルネックを可視化する工夫が施されています。

 

また、“買わない理由”をあえて募り、それを企業側が正面から受け止める姿勢が、誠実さや好感を生み、ブランドへの信頼感や関係性構築にもつながっています。

 
 

③「香り・デザイン・素材感」など感性価値を訴求する設計

 

日用品は機能性だけでなく「香り」「デザイン」「手触り」「素材感」といった五感に訴える“感性価値”も購入の決め手の1つになります。しかし、これらはパッケージや説明文だけでは伝わりにくいため、キャンペーンでは「試してみたい」「実際に使ってみたい」と思わせる仕掛けづくりが求められます。たとえば以下のような工夫が有効です。

 

  • ▶ 世界観を体験できるコンテンツ
    特設ページや動画などで、香りや使用感のイメージを視覚・言語で表現し、使用後の自分を想像させる施策
  • ▶ SNSでの推し投票や診断の活用
    「あなたの推しはどれ?」と問いかける投票形式でユーザーの好みや感性を巻き込む施策
  • ▶ アニメや著名人を起用して “憧れ”の感情を引き出す設計
    ターゲット層の共感や憧れを集める著名人・アニメキャラクターを起用することで、ブランドの世界観や美的価値を直感的に伝える施策

 

とくに、柔軟剤・芳香剤・トイレットペーパーなどは、生活空間に置かれるからこそ、「見た目」や「香り」が重要視されます。また、コスメ系商品においては「使ってみたい」と感じさせるような視覚的な訴求と、店頭で手に取ってもらうための第一印象が非常に重要です。感性価値をわかりやすく提示できるキャンペーンは、商品理解を深めるだけでなく、ファン化のきっかけにもなります。

 
 

事例:花王|「KATEラッシュバースト×NANAコラボ」キャンペーン

 

 

応募条件 Xフォロー&カンバセーションボタン投稿(インスタントウィン)
景品 KATE新作マスカラ「ラッシュバースト」(77名 / 毎日11名×7日間)

KATEは、若年層女性に人気の漫画「NANA」とのコラボキャンペーンを実施し、ターゲットにとっての “憧れ” の存在を通じて、商品への興味を高める工夫を施しておりました。X公式アカウントをフォローし、カンバセーションボタンから「あなたの憧れるNANAまつ毛」を選択・投稿することで応募が完了します。

 

“憧れのキャラクター像”に重ねて商品の完成イメージを想起させる訴求が特徴的で、抽象的になりがちな「まつ毛の仕上がり感」や「目元の印象」を、NANAという象徴的キャラクターを通じて視覚的・感情的に伝える設計になっています。

 

また、「カンバセーション機能」×「インスタントウィン」の手法で、ユーザーの手間を最小限におさえ、応募者数の増加を図っています。

 
 

④「価値観や社会意識」に寄り添うブランド共創型の設計

 

価格や機能性だけでは差がつきにくい日用品カテゴリでは、消費者の“価値観”や“社会意識”に寄り添ったブランドの姿勢が、消費者に選ばれるための要因の1つとなります。たとえば、「環境にやさしいものを使いたい」「家族の健康を守りたい」「推し活を通じて応援したい」など、それぞれの消費者が大切にするテーマに合わせてキャンペーンを実施することで、消費者とブランドとの関係性構築につながります。

 
 

事例:P&G|環境に配慮したP&G製品を使って始めよう!未来のために!

 

応募条件 <通常応募>対象商品購入&レシートアップロード(もれなく)+Wチャンス+トリプルチャンス
景品 <通常景品>
200ポイント / P&G商品1会計2,000円購入(最大1,000ポイント)

<Wチャンス>
えらべるギフト(30名 / 全国)
・パナソニック ヘアドライヤーナノケア
・パナソニック セラミックファンヒーター
・パナソニック 自動計量IH炊飯器

<トリプルチャンス>
P&G商品セット3,000円分(400名 / ツルハグループ各店)

“環境配慮”をテーマに実施された本キャンペーンは、P&G対象商品を1会計2,000円以上購入したレシートをアップロードすると、もれなく200ポイントがもらえるキャンペーンです。抽選で家電製品やP&G商品詰め合わせが当たるWチャンス・トリプルチャンスを掛け合わせた多層的な設計が特徴です。

 

「環境への配慮」というメッセージを主軸に、“未来のために良い選択をした”という実感を自然に得られるよう設計されている点が特徴です。ポイント還元型ですが、“おトクだから参加する”のではなく、“環境にやさしい行動を選んだ”という納得感を軸に訴求しています。

 

単なる販促ではなく、消費者の価値観に寄り添いながら、ブランドとの関係性を深める“共創型キャンペーン”として、高い設計力とストーリー性が感じられる施策です。

 

店頭連動型キャンペーンの重要性

 

SNSを活用したキャンペーンが主流となっており、SNSキャンペーンの実施による話題性やエンゲージメント強化は非常に有効です。しかし、日用品は購入の大半が“店頭”で行われる商材であり、どれだけ注目を集めても売場で商品を見つけてもらえなければ売上には直結しません。

 

また、特売・棚替え・新商品の切り替えなど、店頭起点の売上変動が激しい日用品では、「売場でのひと押し」が購買行動に直結します。そのため、デジタルとリアルの接点を組み合わせた“ハイブリッド設計”が重要です。

 

■ 店頭連動キャンペーンのメリット

  • ▶ 売場での視認性を高め、購買行動を後押しできる
  • ▶ 小売バイヤーや販促部への提案材料として活用できる
  • ▶ 商品配荷・棚確保を狙った営業施策として活用できる

 

また、メーカーにとっても、キャンペーンを実施することで小売店との関係構築や販促企画の差別化と、「販促支援」として流通先に提案する材料になり、「棚確保」「売場演出」「売上向上」の三位一体で活用できる強力な武器となります。

 

関連記事|流通タイアップキャンペーン事例11選!はがき・WEB・SNSの媒体別にポイントを解説!

 

店頭連動キャンペーンを実施する3つの目的

 

店頭連動型キャンペーンは、単なる「売場演出」にとどまりません。購買の瞬間を捉えて行動を後押しし、ブランドと消費者との接点を深める重要なタッチポイントになります。特に日用品のような“日常消費財”においては、売場での印象が購買の決め手になることも少なくありません。ここでは、日用品メーカーが店頭連動型キャンペーンを活用する際に押さえておきたい3つの目的について解説します。

 

1. 新商品導入のスムーズな立ち上げ

 

流通企業に新商品を導入してもらった後は、売場で消費者に「気づき」「立ち止まり」「手に取る」ためのきっかけをつくることが重要です。せっかく棚を確保しても、消費者に気づかれなければ購入にはつながりません。そのため、まずは売場での存在感を高めることが最優先となります。

 

アイキャッチとなるPOPや什器に加え、キャンペーンのキャッチコピーを組み合わせることで、「なんだろう?」と足を止め「買ってみようかな」と思わせる動線をつくることができます。さらに、“購入後”にLINEやSNS応募を連動させることで、「体験の楽しさ」や「共有したくなる気持ち」を広げ、購買後の接点継続や話題化にもつなげることができます。

 

2. 定番棚・什器で“売れる仕掛け”を提案

 

新商品に限らず、既存商品の棚入れ替えや什器展開のタイミングでは、「この商品を採用したことで売場が活性化する」ことを流通企業側に明確に伝える必要があります。特に、ブランドスイッチが起こりやすい商材においては、「この商品を選ぶ理由」が感じられるような演出が求められます。

 

たとえば、

 

  • ▶ 商品×POP×キャンペーン二次元コードの組み合わせ
  • ▶ ユーザーが考えたコピーをPOP化して店頭に掲出する“参加型POP”企画
  • ▶ 機能性診断コンテンツや香り診断からの応募誘導

 

など、売場を「参加体験の場」として演出することで、商品への愛着や発見の楽しさを提供できます。

 
 

事例:花王|みんなでドンキのPOPつくってみた

 

応募条件 TikTokコメント投稿
景品 店頭POPとして採用

商品のキャッチコピーをTikTokのコメント欄で募集し、優秀作品を実際にPOPとして店頭に掲載するユーザー参加型のキャンペーンです。「〇〇な人でもモテ男に」「〇〇な人でも好きになっちゃう!!」という2つのテーマを提示することで、ユーザーが考えやすく、自分事化しやすい仕掛けとなっています。

 

来店前から商品に対する印象づけを行い、実際の売場での“気づき”や“再認識”を促進する設計が特徴であり、拡散力の高いTikTokを活用することで、話題喚起から店頭での商品を見つける体験の楽しさを提供しています。「店頭で埋もれない」工夫がされたキャンペーンだと言えます。

 

3. 季節・生活行動に合わせた売場の演出

 

梅雨時期の除湿剤、夏場の消臭スプレー、年末の掃除用洗剤やトイレクリーナーなど、日用品は季節や生活行動と密接に連動する商材です。こうした時期に合わせて売場を盛り上げることで、売上の最大化を図ることができます。

 

たとえば、

 

  • ▶ 「○○診断」や「今日のおすすめアイテム」などの体験型コンテンツ
  • ▶ 家族参加型くじキャンペーン
  • ▶ 期間限定商品と連動したテーマ訴求

 

などは、売場を単なる商品陳列の場ではなく、「体験と発見の場」として演出することができます。結果的に、店頭での購買の楽しさを感じられる売場は、再来店やブランドのイメージアップにもつながります。

 

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日用品業界のキャンペーンは、SNSやデジタル上での話題づくりだけでなく、店頭での購買促進や流通企業との連携、さらにはファン化・継続購買につなげる仕組みづくりまで、総合的な設計力がキャンペーン成功へのカギを握ります。

 

パルディアは、日用品業界のキャンペーン設計を多数支援してきました。

 

  • ▶ 新商品の話題化 / 既存商品の再活性化
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・商品に自信はあるものの、指名買いにつながらない
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  • ✓ 抽選・当選通知・景品発送(公平な抽選の実施・安心安全な配送業務 …etc)
  • ✓ 売り場展開や販促物制作の支援(什器・POP・ガイドライン整備 …etc)

 

など、これらのすべての業務をまるっと対応できるのはもちろん、部分的なサポートも柔軟に対応可能です。

 

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関連記事|キャンペーン運営を外注するメリット・デメリットとは?最適な業者選びのポイント

 

 

本記事では、日用品メーカーがキャンペーンを企画・実施する際に押さえておきたいポイントや、実際の成功事例をもとにした効果的な施策について解説しました。

 
日用品は「毎日の暮らしに当たり前にある」商材だからこそ、購買行動に寄り添い、使用シーンを想起させることが、他社商品との差別化を生む重要な要素になります。

 

また、デジタル施策が進む一方で、購買が行われる現場である“店頭”の存在感や、流通企業との連携強化も依然として重要な成功要因のひとつです。リアルとデジタルを融合させた設計が、キャンペーンの効果を最大化します。

 

店頭連動型キャンペーンも含め、CAM-SAKUでは様々な過去キャンペーンのデータを集めておりますので、ぜひチェックしてみてください。

 

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