キャンペーンは、企業が新規顧客を獲得し、既存顧客とのエンゲージメントを高めるために欠かせないマーケティング施策です。しかし、いくら魅力的なキャンペーンを実施しても、集客が成功しなければ十分な効果を得ることはできません。
本記事では、キャンペーンの集客を成功させる方法を解説していきます。
目次
1．キャンペーンの実施における集客の重要性
キャンペーンの成功には、効果的な集客が不可欠です。適切な集客ができていないと、せっかくのキャンペーンも期待した効果を発揮できません。キャンペーンには以下のような目的があります。
- ブランド認知の向上：より多くの人にブランドや商品を知ってもらう
新規顧客の獲得 ：将来的な顧客となる見込み客の情報を集める
売上アップ ：購入・来店を促進し、売上向上につなげる
関連記事：キャンペーンを実施する目的とは？～売上アップや認知拡大を実現する成功事例もご紹介～
しかし、これらの目的を達成するには、ターゲットに対してキャンペーンの存在を周知し、参加してもらう必要があります。
そのためには、適切なチャネル選定や効果的なプロモーション戦略が不可欠です。次の章では、キャンペーンで集客するための基本戦略について詳しく解説します。
2．キャンペーンで集客するための基本戦略
キャンペーンを成功させるためには、ターゲットの設定や実施媒体に合った集客方法の選定が重要になります。ここでは、集客の基本戦略について解説します。
①ターゲットの明確化
効果的な集客を行うためには、まずターゲットを明確に設定する必要があります。
例えば、以下のような要素を考慮しましょう。
・興味、関心：ペルソナを設定し、どんなキャンペーンが響くのかを分析
・購買行動 ：ECサイトでの購入者か、実店舗での購入者か
ターゲットが明確になれば、最適な集客手段を選ぶことができます。
②適切な実施媒体の選定
キャンペーンのターゲット層によって、最適なキャンペーン実施媒体は異なります。
下記は弊社の独自調査でキャンペーンの応募方法について聞いた調査結果です。
直近1年以内に応募したプレゼントキャンペーンについて、どのようにキャンペーンに応募しましたか？
引用：株式会社パルディア「キャンペーンに関する消費者意識と実態調査レポート
結果から下記のような傾向が見えてきます。
・20〜50代女性 ：LINEを活用したキャンペーンが応募率を向上
・50〜60代以上 ：ハガキを使った応募が根強い人気
この調査から、ターゲット層に親しみのある媒体を選択することが、キャンペーンの集客につながることがわかります。
③クリエイティブと訴求ポイント
キャンペーンバナーやSNSの投稿用画像などのクリエイティブはキャンペーンの顔となる重要な要素です。キャンペーンの集客を成功させるには、ユーザーに「魅力的」と思わせることが重要です。ターゲットに合ったキャッチコピーや魅せ方の工夫によって、多くのターゲットの目に触れる訴求を検討しましょう。
関連資料：キャンペーンの認知を上げて応募数を増やす！効果的なキャンペーン告知とは？
3．効果的な集客手法
弊社の独自調査によると、実施するキャンペーンやターゲットによって効果的な集客方法が異なることが分かっています。応募に商品の購入を伴わないオープンキャンペーンの認知経路として下記のような調査結果が出ました。 WEBで知ってWEBで応募、SNSで知ってSNSで応募というように同じメディア内で認知されているケースが多いことが分かります。
キャンペーンを知ったきっかけは何ですか。応募方法ごとにあてはまるものをすべてお知らせください。
（オープンキャンペーン）
引用：株式会社パルディア「キャンペーンに関する消費者意識と実態調査レポート」
一方、応募に商品購入を伴うクローズドキャンペーンの認知経路は下記のような結果となりました。 WEB、はがき、LINE、企業アプリの応募方法において、「商品パッケージ」1位となっており、 商品の購入からキャンペーンへの応募というアクションにつなげるためには、 商品パッケージは最も有効なメディアになるということが分かります。
キャンペーンを知ったきっかけは何ですか。応募方法ごとにあてはまるものをすべてお知らせください。
（クローズドキャンペーン）
引用：株式会社パルディア「キャンペーンに関する消費者意識と実態調査レポート」
これらを踏まえ、効果的な集客方法をチャネル別で見ていきます。
■ SNS・WEBを活用した集客
・SNSアカウントでの告知投稿
SNSキャンペーンの場合、実施媒体でキャンペーンの告知をするケースが多いです。 その他にも、LINEでキャンペーンを実施する場合に拡散力・認知拡大に強いXやTikTokを活用してキャンペーンの認知を広げるなど各媒体の特性に合わせた告知施策も効果的です。
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・広告配信
キャンペーンを実施するなら効果的な広告配信が成功のカギを握ります。SNSキャンペーンの場合、広告配信によってフォロワー以外のユーザーにもキャンペーン認知を広げることができるため、広告配信を掛け合わせることで効率的に応募数を集めることができます。
■ 店頭を活用した集客
・POP
店頭に各種告知ツールを設置することもよく行われる集客方法です。ターゲットユーザーの購買心理を考慮したデザインの制作、リテール視点でのツールの設置場所・ 店舗の設置担当者に配慮した素材・形状を考えることが重要です。
・商品パッケージ
店頭キャンペーンで最も効果が高いと言われている商品パッケージでの告知は、 パッケージ自体に直接告知を入れることも、告知シール・ネックリンガーなどを使うこともあります。
・店頭設置のハガキ、リーフレット
店頭に設置するハガキやリーフレットは、応募用紙としても店頭告知としても機能するツールです。 ハガキ応募だけでなくWEBやLINE応募の場合も、お客様の手元に残るツールになります。 また、複数流通とタイアップで実施する場合流通名だけを変えた告知ハガキを作成することが多いです。
4．キャンペーン終了後のフォローアップ
キャンペーン実施中の集客に成功しても、その後のフォローがなければもったいないですよね。応募者をリピーターに変え、ブランドのファンを増やすために関係性を継続するための、具体的なフォローアップの方法を紹介します。
①次回のキャンペーン情報を事前に伝える
リピーターを増やすためには、次回のキャンペーン情報を早めに伝え、企業への期待感を持たせることが有効です。
・先行情報をメールやSNSで配信し、特別感を演出
「次回のキャンペーンに優先的に参加できるクーポン」や「事前登録で限定特典」など、次回キャンペーンへの参加を促す特典を提供します。
・リピーター限定キャンペーンを実施
「過去に応募した方限定で特別なキャンペーンを実施」といった、リピーター向けの施策を行います。
②応募者同士のコミュニケーションを促進する
キャンペーンを通じて、ブランドのファン同士がつながる場を提供すると、長期的なエンゲージメントにつながります。
・SNS上でハッシュタグを活用してユーザー投稿を促す
例えば「#（ブランド名）キャンペーン」のハッシュタグをつけて、キャンペーンに関連した投稿を促します。
これにより応募者同士のつながりを作り、ブランドへのエンゲージメントを促進します。
・UGC（ユーザー生成コンテンツ）キャンペーンを実施する
応募者が実際にキャンペーンで手に入れた商品を使った写真や感想をSNSでシェアするよう促すとともに、それを公式アカウントでリポストするなどして、UGCをキャンペーン後も活用します。
③アフターフォローでロイヤルカスタマー化
キャンペーンをきっかけに、応募者をロイヤルカスタマーへと育成するための施策を取り入れましょう。
・購入につながる特典を提供（応募者限定クーポン、無料サンプルなど）
「キャンペーン応募者専用の割引クーポン」を提供することで、再購入を促進します。
例えば、「次回購入時10%オフ」などの特典を提供し、商品を試すきっかけを作ります
・成功事例や利用者の声を発信
実際にキャンペーンで当選したり、サンプルを試した顧客の声を集め、SNSやメールニュースレターで共有します。
口コミやレビューを使って、信頼を高め、応募者が次回キャンペーンに参加したくなるようにします。
・定期的にブランドとの接点を持つ
応募者に対して、限定イベント（新商品発表会やVIP向けのオンラインイベントなど）に招待することが効果的です。
イベントに参加することで、ブランドへの愛着がさらに深まります。
応募者は潜在顧客であるため、適切なフォローアップを行うことで、キャンペーン終了後も応募者との関係を維持しブランドへのロイヤルティを高め、次回のキャンペーン応募や商品の購入につなげることができます。
5．キャンペーン事務局ならパルディア
いかがでしたでしょうか？キャンペーンにおける集客の重要性はご理解いただけましたでしょうか？
パルディアはキャンペーン事務局運営累計10,000件以上の実績を持つ企業です。記事内で取り上げた集客のご提案・実施はもちろん、キャンペーン実施に関連する工程は全て対応可能でございます。
この記事で紹介したポイントを元に、集客方法を見直してみて頂ければ幸いです。サポートが必要な場合は、ぜひパルディアまでお気軽にご相談ください。
