必ずもらえるキャンペーン事例12選!|メリットと実施の注意点を徹底解説


 

 

「必ずもらえるキャンペーン」はその名の通り、参加者全員が必ず景品をもらうことができるキャンペーンのことで、対象商品やサービスの売上アップに期待ができる手法の一つです。しかし景品表示法による景品金額の上限や有効・無効の確認ミスなどを防ぐための事務局体制構築など注意すべき点もございます。
 
本記事では必ずもらえるキャンペーンの概要から最新事例まで必ずもらえるキャンペーンのいろはが詰まった記事となっております。キャンペーンの実施を検討されている方はぜひご覧ください!

 
【こんな方におすすめ】
・キャンペーンを実施するからには応募者をたくさん増やしたいとお考えの方
・他社のキャンペーン成功事例を知りたい方
・消費者に喜ばれつつ、景表法に違反しない景品選びについて学びたい方

 

 

 

 

1.必ずもらえるキャンペーンとは

 
「必ずもらえるキャンペーン」とは文字通り”必ず”景品がもらえるキャンペーンであり、景品の魅力によってはターゲットユーザーの購買意欲を大きく刺激するキャンペーン手法であると言えます。“ベタ付け”や“総付け景品”と呼ばれることもあり、「もれなくもらえる!」「絶対当たる!」のような宣伝文句を含むキャンペーンが該当し、消費者に人気のキャンペーン手法のひとつです。
 
絶対に景品が当たるという特性上、景品の魅力によってターゲットユーザーの購買意欲を大きく刺激することができ、対象商品・サービスの売上増加に直接的な効果を期待することのできるキャンペーン手法です。対象商品に貼ってあるシールを集め専用の応募ハガキで応募する手法であるマイレージキャンペーンと組み合わせた形での実施も多く、飲料系メーカー様(主に缶ビールや缶コーヒーなどの商材)に多数採用されているキャンペーン手法です。
 
必ずもらえるキャンペーンのメリット
 
キャンペーン参加者の増加が見込める
抽選とは異なり条件を満たせば景品が“必ず”もらえるため、魅力的な景品を設定することで消費者の購買意欲が高まり、キャンペーン参加者の増加が見込めます。
 
対象商品やサービスの売上増加に効果的
基本的に商品の購入が応募条件に含まれているクローズドキャンペーンでの実施が多いため、キャンペーンを通して売上アップに直接的な効果が期待できます。
 

2.必ずもらえるキャンペーン事例12選

 

必ずもらえるキャンペーンの概要がお分かりいただけたところで、早速過去に実施されたキャンペーンの事例を媒体別にご紹介いたします。

■ LINEキャンペーン

 
日本コカ・コーラ|アクエリアスの対象製品を購入したレシートを送って必ずもらえる!最大1,000ポイント
 

 
対象商品を購入したレシートをLINEにアップロードすることでデジタルポイントがもらえるキャンペーンです。必ずもらえるキャンペーンのコースは一人最大50本まで応募することができ最大1,000ポイントもらうことができます。さらに、50本以上応募でランキング上位に入るとアニメ原作者のサイン入りQUOカードが当たるコースも用意されております。LINEでのレシート応募キャンペーンはアップロード方法が簡単なため参加しやすく、デジタルインセンティブを景品にしやすいというメリットがございます。ただLINEはクローズドな環境であるため、広告でキャンペーンの告知をしたり、本キャンペーンのようにアニメとコラボすることで注目度をあげるとよいでしょう。
 
サントリーフーズ|開いて当たる!健康開運おみくじキャンペーン
 

 
おみくじシールを集めてハガキで応募ができる抽選式のキャンペーンと、おみくじシールの二次元コードを読み取って必ずえらべるPayがもらえるキャンペーンの3種類を同時実施されておりました。必ずもらえるキャンペーンは、二次元コードを読み取って表示されたLINE公式アカウントを認証、友だち追加し、トークに送信されるえらべるPay受け取り用URLからポイントを獲得することができます。年末から年始にかけて実施されたキャンペーンで、応募シールを「おみくじ」と謳ったり、「5円分」と「ご縁」をかけたユニークな企画となっております。本施策では、必ずもらえるキャンペーンで興味を惹きつけ、マイレージ型の施策も並行して行うことでリピーター獲得にも期待ができるような仕組みとなっております。
 
 
カゴメ|アンケートに答えて応募しよう!カゴメ夏の自由研究キャンペーン!
 

 
カゴメLINE公式アカウントを友だち追加し、トーク画面に送られるメッセージに記載のURLからアンケートに回答すると応募が完了します。“抽選コース”か“必ずもらえるコース”を選ぶことができ、必ずもらえるコースの景品には、オリジナル壁紙だけでなくレシピカードを用意することで魅力度が一気に底上げされます。LINEのようなデジタル媒体に慣れている人はハガキのように筆記で応募するよりもスマホ入力の方が手軽に感じる方も多いため、応募ハードルが下がり応募数アップが見込めます。
 

■ WEBキャンペーン

 
ライオン|24年11-12月バファリンプレミアムDXえらべるPay200円分のポイントバック企画
 

 
対象商品のレシートをWEBにアップロード、必要事項を入力することで全員に200円分のえらべるPayが当たるキャンペーンです。体調が崩れやすい年末の時期に頭痛薬を対象商品としたキャンペーンを実施しておりました。このように消費者の需要が高い時期に合わせて実施することで競合と悩んだときに購入してもらえる可能性が高くなり、ブランドスイッチを狙う際に有効です。また必ずポイントバックされるため、消費者は実質「200円引き」で商品を購入することができるというお得感から購入意欲が高まるでしょう。
 
アサヒ飲料|三ツ矢サイダー オリジナルデジタルカレンダー もらえるキャンペーン
 

 
対象商品についたキャンペーンシール中面に記載の二次元コードを読み取り、キャンペーンサイトへアクセス後、応募欄に自動で入力されたシリアルコードを確認して送信することで応募が完了します。景品には全3種類のデジタルカレンダーが用意され、応募完了後ランダムで1種類ダウンロードできます。本キャンペーンでは自動でシリアルコードが入っているため入力する手間が省け、消費者の工数を削減できます。また、シリアルコードが購買証明のため複数の流通で実施できることも本キャンペーンのメリットです。また、直接的にお得感を感じられる景品でなくとも、人気のタレントを起用することで注目度が上がり、応募数を担保することができます。
 
ミツカン|お酢ドリンクおいしくなかったら全額返金キャンペーン
 

 
対象商品を購入・利用した方のうち「おいしくなかった」と感じた方へ購入代金を全額返金するキャンペーンです。お酢ドリンクは健康に良いとされていますがお酢独特のツンとした味や風味があり、「気になるけど、挑戦する勇気が出ない」という人もいるのではないでしょうか。そのような方の商品購入を後押しし、トライアルを促進させるのがキャッシュバックキャンペーンであり、お酢ドリンクのような「少し変わった」「新ジャンルの」商品との相性が抜群です。さらに応募時に商品への感想を聞くことで顧客の生の声を得て、商品開発へ活かすこともできます。
 
アイシア|2025極楽ねこカレンダーフォトコンテスト
 

 
飼育している愛猫限定で参加でき、撮影した愛猫の写真をキャンペーンサイトからアップロードすると応募が完了します。応募者全員にアイシア商品が当たるほか、撮影した「2024年極楽ねこカレンダー」に掲載される可能性があります。写真のアップロードのみで愛猫用の景品がもらえるため「愛猫のためなら応募してみようかな」という心理が働き、愛猫家のキャンペーン参加の増加が見込まれます。また、コンテストの結果によってはカレンダー掲載もあり得るため、消費者は楽しみながらキャンペーンに参加でき、来年以降も同じ企画を継続することでブランド自体のファンを集めることもできます。
 
サントリー|メダルラリーキャンペーンクラフトボスフルーツティーを買って私鉄9社のオリジナルメダルを集めよう
 

 
対象自動販売機にて対象商品を購入すると釣銭口からオリジナルメダルが排出され、集めたメダルをキャンペーンサイトにアップロードすると応募が完了します。キャンペーンに参加するために必要なオリジナルメダルが必ずもらえるため、首都圏の鉄道ファンに喜ばれる企画となっております。また、私鉄9社内の自動販売機が対象のため、駅利用の促進や周辺利用施策として新しいキャンペーンの形態であるといえます。
 
 

■ はがきキャンペーン

 
井村屋|やわもちアイスを買って当てよう!和のごほうびキャンペーン
 

 
対象商品を購入したレシートを応募ハガキに貼付して応募ができるキャンペーンです。絶対もらえるコースと抽選型の2コース用意しており、あえて5点購入とハードルの高いコースを絶対もらえるコースにすることで、商品の複数購入促進に伴い売上アップに期待ができます。近年SNSキャンペーンが多く実施されておりますが、ハガキでのレシート応募キャンペーンはデジタルに弱い方にまだまだ人気の手法です。専用応募ハガキは店頭での告知物代わりにもなるため、本キャンペーンのように景品・対象商品・応募期間を分かりやすく明記することが重要です。
 
はくばく|そば湯シリーズを買って必ずもらえる!キャンペーン
 

 
対象商品のパッケージに記載されているバーコードを応募用紙に貼付し、必要事項とアンケートに回答して郵送することで応募が完了します。商品のバーコードで応募ができるため、レシートを持ち帰らなくても応募ができる点がこの手法のメリットです。また、15枚もしくは10枚を一口として応募ができ、もれなく景品がもらえるため複数購入を促進することができます。さらに景品には対象商品のそばに関連性のある湯桶や蕎麦皿を用意しており、企画に一貫性が見られます。
 
キリンビール|キリンのどごし「えらべる!のど“推し”グラス絶対!もらえるキャンペーン」
 

 
こちらはWEBとはがきで実施したマイレージ型の必ずもらえるキャンペーンで、専用応募シール72点で3種類の中からコースを選択してグラスがもらえます。一見72点と応募ハードルが高く思えますが、酒類購入機会の多い忘年会や新年会が実施される年末から年始にかけて実施されているため、複数購入やリピート購入を促進しながらキャンペーン参加者数も募れる企画です。先ほどの事例同様、レシートを持ち帰ることなく応募ができるため、ゲーム感覚でキャンペーンに参加できるのがシールを集めて参加できるキャンペーンのメリットの一つです。
 
ユニ・チャーム|ねこちゃんが食べなかったら全額返金キャンペーン
 

 
 
猫を飼っている方に向けて実施されたキャンペーンで、愛猫が商品を食べなかった場合に全額返金されます。新しい商品を試してみたくても「もし食べてくれなくて余ってしまったらどうしよう…」という飼い主のお悩みに対して“全額返金”と謳うことで購入の後押しをしております。また、対象商品は大容量のものから200gのお試しパックも含まれているため、気軽に商品を試してもらえるきっかけとなる施策です。キャンペーンを機に愛猫が商品を気に入ってくれた場合は、継続購入に繋がることもあるかもしれません。このようなキャッシュバック型のキャンペーンは「必ず返金がある」と謳うことで商品をトライアルしやすく、アンケートに返金理由などを記載していただくことで商品の改善や次の商品開発に役立てることもできます。
 
 

3.必ずもらえるキャンペーンの実施の注意点

 

ここまで必ずもらえるキャンペーンのメリットや成功事例をご紹介しましたが、実施において注意点が3点ございますので、必ずおさえておきましょう。
①景品表示法を理解した景品選定
 
様々な媒体・手法での事例をご紹介しましたが、必ずもらえるキャンペーンの企画では、景品選定が重要な要素であるということがお判りいただけたかと思います。応募条件を満たすことで”必ず”景品がもらえるキャンペーンである以上、ターゲットユーザーに対して魅力度の高い景品を設定した際に、キャンペーンの応募率が大きく向上することが期待できるためです。
 
ただし、「とにかく豪華な景品を用意すれば応募者が集まるのでは?」という考え方はいけません。景品表示法に沿って景品選定をする必要があります。
 
景品表示法とは、商品やサービスの品質・内容・価格等を偽って表示することを厳しく規制するとともに、過大な景品類の提供を防ぐために景品類の最高額を制限することで消費者がより良い商品やサービスを自主的かつ合理的に選べる環境を守る法律のことです。必ずもらえるキャンペーン=総付け景品の限度額は下記のとおりです。
 

 
 
②各SNSの規約を確認
 
SNSによっては必ず景品を提供するというキャンペーンを禁止されている媒体がございます。
例えば、Instagramの場合「いいね!」「フォロー」「コメント」などの条件を満たした人全員へ景品を提供することは禁止されております。Instagramでは景品に現金や金券を提供することが禁止されていますが、現金類ではなかったとしても『関わりの見返り』としてプレゼントを渡す場合、ガイドラインに違反する恐れがありますので、Instagram上でのアクションに対して、もれなく景品が当たるような企画は、避けた方が良いでしょう。Instagramでキャンペーンを実施する際には全員が当選するような形式ではなく、抽選型やコンテスト形式の企画が好ましいでしょう。
 
※参考:Instagramヘルプセンター「プロモーションガイドライン」「コミュニティガイドライン」
 
その他のSNSのガイドラインも日々更新されておりますので、ご確認いただくか心配な場合は弊社のようなキャンペーン専門会社にご相談ください。
 
③ 事務局体制を強化しましょう
 
事務局運営に関しては、詳細な応募条件の設定、およびその告知方法に細心の注意が必要です。”必ず”もらえるキャンペーンと謳っている以上、応募者は応募された時点で景品が必ず届くと思われている(実際には応募不備者が一定数存在)場合が大半ですので、この部分が曖昧であった場合に大きな問題へと発展してしまうケースが多々見受けられます。
 
有効・無効の確認ミスによるトラブルを防ぐためにも応募者毎のステータス管理をすることや、無効連絡などの細やかな対応に迅速性が必要となります。
 

4.必ずもらえるキャンペーン事務局

 
必ずもらえるキャンペーンは消費者に人気な手法の一方で、応募条件の設定や注意事項の記載が曖昧になってしまえば大きなクレームやトラブルに発展してしまうという難しい点もございます。パルディアでは蓄積された知識・見識を基に、お客様が正しくキャンペーンにご参加できるような応募条件の設定、およびその注意事項の記載方法を丁寧にフォローさせていただきます。
 
必ずもらえるキャンペーンの事務局代行作業には、大きく分けて『応募受付』『問い合わせ対応』『データ集計・報告』『抽選』『景品発送』などの作業項目が含まれます。パルディアはキャンペーン事務局の専門会社としてこれら全ての作業をワンストップでお受けすることはもちろん、一部分のみのスポット対応も可能なため、お客様のご要望をフレキシブルに承ることが可能です。
 
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上記のようなお悩みがある方は、まずは弊社までお気軽にご相談ください!
 

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