キャンペーンの効果を最大化させるには?応募数アップにつながる5つのポイント

 
キャンペーンを実施されるなかで、応募数には満足されていますか?弊社のお客様から「キャンペーンを実施したが定員割れしてしまった」「応募数が伸び悩んでいる」といったご相談をたびたび頂きます。
 
そこで本記事では、弊社が独自に実施した「キャンペーンに関する消費者意識と実態調査レポート2023」から読み取れる、消費者のキャンペーン応募傾向から導き出した「応募数をアップさせる」企画のポイントを5つご紹介いたします。
 
キャンペーンの企画・提案機会がある方はぜひご覧ください。
 
 

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1.キャンペーンに関する消費者意識と実態調査

 
本記事で用いる調査は、プレゼントキャンペーンにおける一般消費者の意識・行動やキャンペーンによる行動変化について明らかにするべく実施した弊社独自の調査です。
 
■調査方法 / エリア
インターネット調査 / 全国調査
 
■調査期間
2023年11月10日(金)~11月30日(月)
 
■調査対象
・事前調査:1,697名
・本調査:10代(高校生以上)~70代の男女合計720名(男性360:女性360)
・過去1年以内にキャンペーン参加(有無8:2で割付)
 

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2.消費者の応募傾向と、応募数アップにつながる5つのポイント

 
「キャンペーンに関する消費者意識と実態調査」からわかる傾向に基づく、応募数アップにつながる5つのポイントをご紹介いたします。それぞれ調査内容とあわせてご確認ください。
 
① 応募方法
 
応募方法には様々な種類が存在し、キャンペーンを企画する際は、数ある応募方法の中から目的や商材に合った方法を選択する必要があります。1つめのポイントでは、消費者が実際どんなキャンペーンに応募した経験があるのか見ていきます。
 
【設問】
直近1年以内に応募したプレゼントキャンペーンについて、どのようにキャンペーンに応募しましたか?
 
【調査結果】
■オープンキャンペーン

 
■クローズドキャンペーン

 
【読み取れる傾向】
1.性年代問わず受け入れられているのがWEB
オープンキャンペーン・クローズドキャンペーンともに、全体の1位がWEB応募です。また、それぞれの年齢層を見ても基本的にWEBでの応募率が最も高くなっています。
 
2.20~50代女性はLINEでの応募率が男性や他の年代と比較して高い
オープンキャンペーンではLINEでの応募率が、平均60%と男性や他の年代と比較して高くなっています。またクローズドキャンペーンも同様で、他性年代と比較して5~10ポイント高い結果です。
 
3.50~60代のシニア層ではハガキの利用率が高い
オープンキャンペーン・クローズドキャンペーンともに、50~60代男女のはがき応募率が他性年代と比較して高くなっています。若年層と比較するとSNS・WEBの浸透度は低いため、アナログな応募方法が好まれる傾向にあります。

 

応募数アップのポイント①

ターゲットに合わせて、親しみのある媒体から応募方法を選択する

 

調査結果で明らかとなった部分で大まかに分けると、全年代・性別ではWEB、20~50代ではSNS、50~60代でははがきと、年代別に応募されやすい媒体が異なります。このように、キャンペーンのターゲットとする年齢層の親しみのある媒体でキャンペーン実施をすることで、より応募数が集まりやすくなるでしょう。
② 応募する理由と応募しない理由
 
消費者がキャンペーンを認知した際に、キャンペーンの内容から応募する・しないを判断しています。2つ目のポイントでは、その判断基準を「応募する理由」「応募しない理由」の両視点で見ていきます。
 
~応募する理由~
 
【設問】
直近1年以内に応募したプレゼントキャンペーンについて、キャンペーンに応募した理由は何ですか?
 
【調査結果】
■オープンキャンペーン

 
■クローズドキャンペーン

 
【読み取れる傾向】
1.WEB・LINE・X(旧Twitter)は「応募の簡単さ」が重要視される
「応募が簡単そうだったから」という回答がオープンキャンペーン・クローズドキャンペーンともにキャンペーンに応募する1番の理由となっております。
 
2.アプリ・はがき・Instagramは「景品の魅力」が重要視される
「景品が魅力だったから」という回答がオープンキャンペーンではアプリ・はがき・Instagram、クローズドキャンペーンではアプリ・はがきの1位でした。

 

~応募しない理由~
 
【設問】
キャンペーンに応募しない理由としてあてはまるものをすべてお知らせください。
 
【調査結果】
■全体

 
■性別・年代別

 
【読み取れる傾向】
1.性年代でばらつきはあるものの、基本は「当たる確率が低い」「面倒」「景品が魅力的ではない」の3つが要因である
性年代別の特徴を見ると、男性女性でも応募しない理由がわかれる傾向にあり、
年齢でも優先するものが異なります。しかし、大きく分けて上記3つが応募しない理由のトップ3だということが分かります。
 
2.応募工数と景品の魅力を天秤にかけ、当選確率を考たうえでそれぞれが嚙み合ったとき応募意欲が湧いてくると考えられる
2022年・2023年ともに当選確率と応募工数、景品の魅力は上位の要因となっています。
消費者の傾向として、この3点から総合的に判断し、応募に至っていると考えられます。

 

応募数アップのポイント②

応募の手軽さ・景品の魅力を考えて企画し、その上で「当たる」期待感を生ませる工夫をする

 

応募を妨げる要因をなくすことが重要です。下記のような工夫ができます。
応募の手軽さ:フォロー&リポスト・いいねなどの手法を選択する
景品の魅力:ランキングからターゲットに合った景品を選定する
期待感:Wチャンス賞や、大量当選などを取り入れる

 

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③ 認知経路
 
キャンペーンを実施する際はまずキャンペーンの存在を知ってもらう必要があるため、広告や店頭POPなど何かしらの告知を必ずされると思います。では実際消費者はどこでキャンペーンを認知しているのでしょうか?きっかけを見ていきましょう。
 
【設問】
直近1年以内に応募したプレゼントキャンペーンについて、キャンペーンを知ったきっかけは何ですか?
 
【調査結果】
■オープンキャンペーン

 
■クローズドキャンペーン

 
【読み取れる傾向】
1.オープンキャンペーンは、WEB応募はWEB広告、SNS応募は企業SNSと同メディアでの告知が有効
WEBで知ってWEBで応募、SNSで知ってSNSで応募というような同じメディア内で遷移していることが特徴的です。認知から応募までの流れに分断がない方が離脱されにくく応募率が上がるということがわかります。
 
2.クローズドキャンペーンでは、「商品パッケージ」が圧倒的で次いで「店頭」が多い
WEB、はがき、LINE、企業アプリの応募方法において、「商品 パッケージ」が第一のメディアになっています。クローズドキャンペーンでは商品の購入が必須となるため、購入の導線上に告知をすることが有効だといえます。

 

応募数アップのポイント③

消費者が応募する導線上に告知を出す

 

応募する媒体上での告知(例:XでのキャンペーンをX広告で告知)や、購入が伴う場合は購入時に気づいてもらえるよう店頭POP・商品パッケージで告知をすることで、応募の導線上で自然に告知でき、応募につながりやすくなるでしょう。
④ SNSキャンペーン手法別の応募経験
 
近年ははがきやWEBで応募するキャンペーンに加えて、SNSキャンペーンの実施も割合が増えてきています。SNSにはX・Instagram・LINE・TikTokなど様々な媒体がございますが、実際どの媒体のどんなキャンペーンが応募されやすいのかを見ていきましょう。

 

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【設問】
過去にSNSで応募したキャンペーンをすべてお知らせください。
 
【調査結果】

 
【読み取れる傾向】
1.LINEはキャンペーン実施媒体として親しみがある状態
最も少ないもので16%の回答があり、応募経験が多くキャンペーン実施媒体として親しみがある状態です。割合としては、友達追加+アンケート・クイズに回答し、その場で当たるまたは後日抽選、友だち追加でその場で当たるという手法のキャンペーンに応募したことのある方が多いです。
 
2.Xはオープンキャンペーンでの応募に限定される傾向
レシート画像を送信する手法は回答率が低い傾向にあります。「フォロー&リポストし、その場で当たる」または「後日抽選」、「フォロー&いいねで後日抽選」という手法が多くを占めています。
 
3.Instagramは「フォロー&いいね」がポピュラー
応募経験率が全般に低いためはっきりした傾向をつかむことは難しいですが、フォロー&いいねが応募の手軽さから2022年・2023年ともに最も多い手法となっています。

 

応募数アップのポイント④

応募条件をできるだけ簡単にし、ハードルをさげる

 

フォロワー・友だち獲得が目的で「とにかく応募を増やしたい」場合には、シンプルな応募条件(リポスト・いいね など)を設定し、消費者の応募ハードルを下げることで応募につながりやすくなります。
⑤ 魅力的な景品

 

「応募する理由」でも上位を占めていた景品ですが、どんな景品が消費者にとって魅力的に感じるのでしょうか。ランキング形式で魅力的な景品を見ていきます。
 
【設問】
あなたがキャンペーン景品として魅力的だと思うものをお知らせください。
         

【調査結果】

■全体

 
■性別・年代別

 
【読み取れる傾向】
1.全年代で現金・金券類の人気が高い
全ての層から人気があるのは現金・金券類で、2022年・2023年ともに同様の結果が出ています。性年代別で見ると、30代以上の女性と男性60代以上には「商品券」の人気が高く、 「デジタルポイント」は10代の男女、女性30代、女性50代で人気が高いです。
 
2.若年層はPC・タブレットなど高価な電子機器の人気が高い
「PC・タブレット」 は10代男女から人気が高い傾向にあります。10代は学生も多く、自ら高価な電子機器を購入するのは難しい層であるため、キャンペーンで特に魅力的に感じる傾向があります。
 
3.女性は世代ごとで魅力に感じる景品が存在
「お米」や「テーマパークチケット」のような、女性の一定層では人気を集めますが、男性の関心が低い景品も存在します。また10代女性は「アイスクリーム」「テーマパークチケット」など、他の年代と比較しても幅広いアイテムに興味を示すことがわかります。

 

応募数アップのポイント⑤

・すべての層に向ける場合は現金・金券類を選定
・特定ターゲット向けではターゲットのライフスタイルに合った景品を選定

 

女性30代以上でお米が人気なのは主婦層が多いことに起因していたり、10代に高価な製品が人気なのは高価なものを買いづらい学生が含まれるからと予想できるため、ターゲットのライフスタイルを考慮すると魅力的な景品を選定できます。
 

3.魅力的なキャンペーンで応募数をアップを目指す

 
応募数アップにつながる5つのポイントを調査結果をもとにご紹介いたしましたが、いかがでしたか?
キャンペーンの応募数を増やす5つの方法を下記にまとめます。
 
1.ターゲットに親しみのある媒体から応募方法を選択する
2.応募の手軽さ・景品の魅力・「当たる」期待感を生む工夫
3.消費者が応募する導線上に必ず告知を出す
4.応募条件をできるだけ簡単にし、ハードルをさげる
5.万人受けには現金・金券類、特定ターゲット向けではライフスタイルを考慮し選定

 
キャンペーンの企画では考慮すべき点が様々ございますが、応募数アップを目指したい企画にぜひお役立ていただければと思います。
また「キャンペーンの運用に不安がある」「自社に合った効果的なキャンペーンを実施したい」とお考えの方は、ぜひお気軽にパルディアまでご相談ください。
 

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