SNSキャンペーンに関する基礎知識を得たい方は是非ご覧ください。
目次
1.SNSキャンペーンとは?
2.SNSキャンペーンのメリット
新規顧客を獲得しやすい
SNSキャンペーンはフォローや友だち追加を応募条件にすることが多いです。そのため、応募特典で景品を用意するキャンペーンでは、フォローするメリットをわかりやすく提示できます。ユーザーとしても「情報がもらえる」よりも「抽選で○○がもらえる」の方が、より直接的にメリットを感じられるためフォロワー獲得につながりやすいです。
また、SNSキャンペーンはユーザーが普段から使用しているプラットフォーム上で行うかつ、基本応募時点での会員登録や個人情報の入力がないため気軽に参加でき応募も集まりやすいでしょう。
拡散力が高く認知拡大につなげやすい
応募者とのコミュニケーションがとりやすく、継続的に情報を届けることができる
また、クーポンの用意やマストバイキャンペーンの案内など製品やサービスの利用機会を増やす内容の投稿を届けることで、次のアクションにもつなげやすいでしょう。
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3.参考にしたいSNSキャンペーン事例
SNS別で特徴とともに事例を15個ご紹介いたします。
X(旧Twitter)キャンペーン
また、情報が蓄積していくというよりは、新しい情報がリアルタイムでどんどん流れるSNSです。X社の調査によると、Xユーザーの79%が新しい発見を好み、53%は新商品をいち早く購入する可能性が高いとの結果が出ており、新しい情報に敏感なユーザーが利用している傾向があります。X(旧Twitter)は「拡散性」に優れているかつ、リアルタイムな情報を得られることからユーザーの購買意欲を刺激しやすいSNSといえるでしょう。
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①@kinoko_meijiをフォロー
②#きのこの山と過ごす夏 をつけて
この夏やりたいことを投稿しよう💬
写真をつけて投稿すると当選確率2倍⁉抽選で「#きのこの山 #たけのこの里 6個セット」が
111名様に当たるぜぇ~‼— きの山さん (@kinoko_meiji) July 25, 2023
また、画像を投稿することで当選確率が2倍になる仕組みとなっております。画像投稿は少しハードルが高いですが、画像付き投稿は目に留まりやすくUGCの質としても高いため、自然に画像投稿を促す工夫を施すのは秀逸ですよね。
#献立いろいろみそ を覚えてほしいから!!
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献立みそ&ピリ辛どどんと1ケース(各6個)#プレゼントキャンペーン
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お友達へのおすそ分けやお盆の帰省にも連れてってください🤣応募方法
①@ichibiki_coをフォロー
②本投稿にいいね
引用RTで #私の献立みそ愛 をつけ「献立みそ愛」を叫ぶと当選率UP pic.twitter.com/dirFlgpSVp— イチビキ公式 (@ichibiki_co) July 21, 2023
しかし、こちらは「愛を伝えて」キャンペーンという名目で、イチビキさんの商品である、献立いろいろみそへの愛を書いて引用(引用リツイート)することで当選確率があがるような企画にしています。
手軽に参加できフォロワー獲得に有効ではありますが、この手法の特徴である拡散性の低さをカバーするために、リポスト(リツイート)で当選確率を変動させるような工夫は有効です。
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▼応募規約https://t.co/tKd2BZG3fi
①@UNIQLO_JPをフォロー
②本投稿をRT🔃
*6/19迄⏰ pic.twitter.com/aMTfzD955s— ユニクロ (@UNIQLO_JP) June 15, 2023
また、自社商品を使ったタイムパフォーマンスのいいアイテムの提案をしております。応募数分のリポスト(リツイート)で投稿が拡散され、商品の認知拡大に大きく効果がありそうです。
【#メルカリ10周年 ARIGA湯】
全国のみなさんへの感謝の気持ちをこめて! メルカリご当地データが入った「47都道府県タオル」を作りました♨️
4,800名さまに47都道府県タオルかP1,000をプレゼント🐥
参加方法
1️⃣@mercari_jpをフォロー
2️⃣このツイートに引用RTで【好きな都道府県名(1つ)】を投稿— メルカリ (@mercari_jp) June 30, 2023
メルカリ10周年を記念して実施された、メルカリご当地データを印字したタオルが当たるキャンペーンです。フォローと、対象投稿を引用・好きな都道府県名をつけて投稿することで応募が完了します。
投稿や景品のタオルには「大分県はクリスマスツリー売りがち、石川県は加賀友禅買いがち」といった、メルカリの実際の購買データに基づいたユニークなご当地ネタが記載されております。Xのタイムラインで思わず目を止めてしまう工夫がされた事例です。
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今年の#ファイトの日(5月10日)はギネス世界記録™に挑戦💪
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挑戦する記録は・・・
18時02分00秒~19時01分59秒の
「1時間でXに投稿されたボトルを持った人の写真の最多数」
写真投稿で参加すると素敵なプレゼントが当たる!
詳しくは応募規約をチェック👀#リポDギネス世界記録2024 pic.twitter.com/CK280juSJ1— リポビタンD (@Lipod_taisho) May 8, 2024
大正製薬が「1時間でXに投稿されたドリンクボトルを持つ人の写真の最多数」というギネス世界記録™を目指して実施したキャンペーンです。参加者はリポビタンD公式アカウントをフォローし、リポビタンシリーズのボトルを持った写真を指定ハッシュタグと共に投稿することで応募完了します。実際ギネス世界記録™を達成し、参加↓ユーザーの思い出に残るようなキャンペーンです。
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Instagramキャンペーン
現在日本国内のアクティブユーザーはMeta Marketing Summit Japan 2023にて「2019年に公表した3,300万人から4年の間に、倍以上に広がっています」と発表されており、6,600万人以上と推測できます。
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また、コメントで優れた答えを出すために他の投稿を見てみたり、商品を調べてみたりと、キャンペーン参加をきっかけに商品理解や認知に繋がっていきます。
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こちらのキャンペーンではいいねに加えて「コメントで当選率UP」として、コメント内容も選択肢で提示し、気軽にコメントも残してもらえるような工夫をしております。コメント欄が盛り上がっていると投稿の質が高く見え、アカウント自体のイメージアップにもつながるため有効です。
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そのため、レシピ投稿を促すことで商品を使ったおいしそうな画像が投稿されイメージアップに期待できます。
いいねやコメントのみの企画に比べるとユーザーの参加ハードルは上がりますが、キャンペーン投稿によって画像付きでUGCがうまれるため、企業にとってはメリットが大きい企画ですね。
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ちふれへの熱い思いや商品の好きなポイントがコメントで多く集まり、キャンペーン投稿を見た人はコメントが気になった商品を購入するきっかけにもなるかもしれません。また、最大のポイントはキャンペーン終了後、PR大使が決まった際のUGC創出です。熱量が高い方のUGC投稿のため、PRアイテムである新商品の魅力を第三者視点で最大限にアピールすることができます。
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画像投稿は応募ハードルが上がるため、「SNSに載せたい」と思える題材を設定することが重要です。今回のようにペットを飼っている方に向けて、世界で一つだけの「うちの子」の写真のスマホグリップという魅力的な景品を用意するなど、設定したターゲットの応募意欲を増加させるような工夫が必要です。
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LINEキャンペーン
またユーザーの属性に偏りがないのも特徴です。男女比・年代・職業別でのばらつきがほとんどなく、移住地も人口分布比率におおむね近しい数値となっております。
このような応募ハードルの低い企画で自社商品を景品におくことで、普段から購入いただいているファン以外の、普段商品を使っていない方の初めて商品を手に取るきっかけを生み出すことが出来ます。手法と景品の組み合わせ次第で、様々な効果が期待できますね。
モンテリーズ・ジャパンが実施した、リッツ製品を300円以上購入し応募するレシート応募キャンペーンです。SNSキャンペーンでもレシートはWEBでのアップロード形式をとられる場合もありますが、このキャンペーンではLINEトークルームに送付する形式です。1つの媒体で完結するため、ユーザー側も手軽である且つ、企業側も自然に友だち登録を促すことが可能です。
参加にはLINEアカウントが必要であり、結果もトークルームで届けられるため、友だち数増加・ブロック防止にも期待できます。
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4.SNSキャンペーン実施の5つのSTEP
①目的・ターゲットの整理
例えばひとえに「認知拡大」といっても「若年層に新商品を知ってほしい」と「主婦層に商品のアレンジ方法を知ってほしい」場合では実施すべきキャンペーン手法は異なります。
適切な手法を選択し、キャンペーンの効果を最大化するためにも目的やターゲットを具体化しましょう。
②キャンペーンの企画
・キャンペーン期間
・応募条件
・景品の内容
・タイトル、投稿内容
・告知方法
・運用体制、進行スケジュール
他にも、各種デザインや応募規約の作成、問い合わせ対応の準備なども必要です。運用をスムーズに行うためには、キャンペーン専用ツールの利用や専門会社への外注も検討することをおすすめします。
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③目標を設定する
過去の数値を参考にしたり、初めてSNSキャンペーンを実施する場合は、競合他社のアカウントからフォロワー数やいいね数を参考にして数値を決定するといいでしょう。
④企画の整理と見直し
そのため最後に企画全体を振り返り、下記のような項目がおさえられているか確認することが重要です。
・最初に決定した目的と企画にずれはないか
・具体的なキャンペーン目標が設定され、その効果測定まで検討されているか
・決定した景品は景表法上問題のない金額になっているか
・具体的な告知方法まで検討できているか など
⑤効果検証
キャンペーン全体をきちんと振り返り、次回キャンペーンでの改善ポイントや今後のアカウント運用に活かせる気づきを得られるよう分析することがポイントです。
5.SNSキャンペーン実施時の3つの注意点
①景品表示法違反
過大な景品類の提供を防ぐために、景品類の最高額を制限することなどにより、 消費者がより良い商品やサービスを自主的かつ合理的に選べる環境を守ります。
キャンペーンの中で景品表示法に違反すると、キャンペーンの停止や課徴金の請求などの罰則が与えられることがございます。
SNSキャンペーンで景品を提供する場合は、事前に専門家や自社の法務部などに相談しておくと安心です。
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②SNSの規約違反
違反した場合、コンテンツ削除やアカウント停止等の制限を受ける場合もあるため、SNSキャンペーンを実施する際は必ず各SNSの規約を確認して違反しないように注意しましょう。
③キャンペーンの炎上
公式アカウントによる情報発信(投稿)のため、キャンペーン投稿であってもユーザーは「企業の意見」としてとらえます。SNSでの炎上によって、アカウントの運営や経営が傾いた事例があるほど大きな影響を及ぼすため、企画段階で炎上リスクを確認することが大切です。
「SNSキャンペーンの運用に不安がある」「自社に合ったSNSキャンペーンを実施したい」とお考えの方は、是非お気軽にパルディアまでお問い合わせください。
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